第19話 帝国の逆襲
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帥本部としてはどのルートで侵攻するのかな」
「3ルートを検討させてたが、アルレスハイム、ヴァンフリートは戦い辛い、パランティア、ティアマト、アスターテは縁起が悪い」
「それでは何処から行っても駄目ではないか」
「ミュッケンベルガーは、第二次ティアマト会戦の敵討ちにティアマトでの決戦を望んでいるようだが」
「アルレスハイム、ヴァンフリートは六万隻を動かすには戦場が狭すぎる」
「となると、やはりティアマトで叛徒共を叩き潰すのがよいか」
「そうなるな」
「今から準備するとして、どの程度掛かる」
「宇宙艦隊は、艦隊の整備や補給を入れて3か月もあれば可能だ」
「統帥本部としては作戦を立てるのに同じく3か月も有れば」
「補給はどうなのだ?」
「兵站統括部に聞かねば成らんが、イゼルローン要塞へ物資の補給が必要であるから3〜4ヶ月はかかるであろう」
「となると、準備が出来るのが12月過ぎか」
「イゼルローン要塞へ到着が1月から2月、決戦は明年2月になりますな」
「その様なスケジュールで計画を立てよう」
帝国暦479年12月25日
■オーディン 軍事宇宙港
この日、エル・ファシルにおける大損害の報復の為に皇帝臨御の中、遠征軍大小艦艇六万隻がオーディンを立った。無論この情報はフェザーン経由で自由惑星同盟にも届けられた為、同盟軍はイゼルローン回廊近辺の辺境星域に警備部隊を緊急展開させた。
宇宙暦789年1月8日
■自由惑星同盟首都星ハイネセン 統合作戦本部
統合作戦本部では帝国軍の大規模侵攻に対して宇宙艦隊司令部と共同で作戦が検討されたいた。
「フェザーンからの情報によりますと敵艦隊は4個艦隊六万隻になるそうです」
六万隻の話に参謀達が唸る、その中でリーファのみ原作と違う六万隻もの侵攻に違和感を覚えていた。
可笑しい、この時期に六万隻もの侵攻は無かったはずだ、原作乖離を始めてるのかな、やはりエル・ファシルで負けたからその報復とか言ってるからな、これはエル・ファシルでやり過ぎた訳か。
悪いことにヤン先輩は原作道理にブルース・アッシュビー提督の謀殺事件調べて、エコニアへ飛ばされたんだよなー、マーチジャスパーなら3歳の時にパーティーで会って話したことがあるんだけどなー。
しかも何故か原作と違ってエコニア叛乱が2ヶ月近く遅くなったのでまだエコニアだし。
ラップ先輩は白血病で入院中だし、困ったなー、大体ダスティーは学校が忙しいからと碌すっぽ逢ってくれないから、あからさまに逃げてるんだよな、未だに家族との挨拶もないからな、卒業式にシコタマ飲ましてホテルへ連れ込んで責任取らせるか。おっと作戦会議が始まったな。
「今回襲来する敵軍の総数は六万隻、それならば我が軍も同数の4個
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