番外編〜『最強』の覚悟〜
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来オレの唯一無二の戦友にして相棒になる男に向けて…………いや、自分にも向けてそう宣言した。
『人間』である内に、どうしても千尋にそう伝えたかった。
『…………そうか。今度会うときまで、楽しみにしてるよ。』
「おう。それじゃあな。」
オレはそう言うと、電話を終らせた。
スマホをポケットのなかに戻すと、オレはバスケットボールをゴールに向かって投げた。
ボールは、リングに触れることなく、吸い込まれるようにゴールに入った。
―翌日―
「さてと、こっちは準備できてるよ!」
明石さんは、オレが一回目の改造を受けたときに使っ酸素カプセルのようなものの前でうで組をしていた。隣には、提督と大淀さんもいた。
「うん、それじゃあ、さっそくやってもらおうか。木曾。この中に入ってくれ。」
提督はそう言うと、クルリと後ろを向いた。このカプセルの中に入るときは、必ず裸にならなきゃいけないからだらろう。んなこと気にしねぇって言ってんのに…………まぁ、いいや。
「おう。」
オレはそう言うと、自分の来ていた服をポイポイと投げ捨てていった。
最後に眼帯を外すと、完全に生まれたままの姿になった。
オレはそうなると、カプセルの中に入り、寝転んだ。
「さてと、これから少しの間眠ってもらうからね。起きたとき、あなたはすっかり改二に生まれ変わってるわ。」
明石さんの説明に頷くオレ。最早、後悔も躊躇もない。
「それじゃあ…………行ってらっしゃい。」
提督は後ろを向いたまま、そう言った。
「おう。おやすみなさい。」
オレがそう言うと、カプセルの蓋がまった。すると、前の改造の時と同じように眠気に襲われ、オレはそれに逆らうことなく目を閉じた。
夢を見た。
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