114部分:第十六話 色々と大変ですその一
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し」
「私なんかよりずっと背が高いし」
これは私も同感です。本当に羨ましいです。
「羨ましいわ」
「先輩もですか」
「ええ、ちっちもなのね」
背の低い者同士。それはとても感じます。
「背が低いのは」
「そうですよね。物凄いコンプレックス感じて」
「まあそれを言うのは止めましょう」
先輩からストップがかかってきました。
「言っても仕方ないしね」
「そうですよね。努力はしてるんですけれど」
「私だってあれよ」
先輩はその垂れた目に困った色を見せながら仰います。
「バナナだっていつも食べてたけれど」
「バナナをですか」
「ええ、バナナをね」
バナナを食べると背が高くなるんでしょうか。初耳です。
「いつも食べていたんだけれど。授業中でも」
「それはまずいんじゃ」
幾ら何でも授業中に何かを食べるのは。そういえば高井先輩もそんなことを仰っていたような。
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