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ソードアート・オンライン オルタナティブ アナザーハンドレッド
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そのウインドウを閉じたキリトが僕を見て口の片端をにやりと吊り上げた。
「どうやら間に合わなかったみたいだな。」
彼は忘れているようなので僕がそれを教えてやる。
「残念だけど、ずっとパーティー組んでる状態だろ?」
「なっ…」と一瞬声を詰まらせたあとに身も蓋もないことを言う。
「ま、まぁパーティーであり、親友であるユーリには分配しないとな。」
「よく言うよ。」
ゲシッ、という効果音が似つかわしいような軽さで、彼の頬に拳をあてる。
「ふっ…はははは。」
「っふふふふ。」
どちらからともいえず、互いに笑いあっていた。
こんな時間が永遠に続けばいい。
そう思った。
永遠にとは言わずとも、せめてこの世界のどちらかの終焉までそうしていたいと心から願っていた。
だが、まさかこの層で僕らはバラバラになるなんて、考えてもみなかった。
そして、このあと半年以上後悔し続けることも。
そうやって、たっぷりMOB狩りをしているといつの間にか主街区に着き、放置しても残り1時間程度で開く転移門をアクティベートした。
コォオオオ、という音と共にコバルトブルーの光が門から発せられる。
直後、大勢のプレイヤーが下の層から転移してきていた。
「お、今回のアクティベートは攻略組、コンビのキリトとユーリだ。お前ら、次も頼むぞ!」
「もうすぐ半分ね!頑張って!なにも出来ないけど応援してるわ。」
などと、新層解放を祝う声に歓迎を受ける。
「あ、ああ。できる限りがんばるよ。」
パーティーの雰囲気に慣れていないのだろうキリトが助けを求めてこちらをチラチラと目だけで見る。
ったく、しょうがないなぁ。僕も苦手なんだけどなぁ。人と関わること。
「あの、僕らこれからクエスト受注しに行こうと思うので。」
とキリトの手を握ってその場から連れ出す。
「頑張れよぉ!」
「期待してるぞー」
という黄色い声援が背後に聞こえる。
ふぅー。と溜め息をつくと、キリトはボス戦の時よりもドッと疲れた顔をしていた。
「大丈夫?顔色…でいいのかなこの世界でも。じゃなくて、顔、すごく青いよ?」
脱線しかけたが戻して尋ねるとキリトは答えた。
「だいじょばない、だからお前の金で宿に泊まらせてくれれば治るかも。」
と彼が多少のコルにこだわるので「てい!」と額にチョップを食らわす。
「いてっ、はっはっは。」
「笑って誤魔化すなよ。第一既に二人で泊まってるんだから割り勘でそんなに高くないだろうに。」
「俺の財布は別の物に消えていくのさ。」
彼が調子のいいことを抜かすので、こちらもトドメを刺しにいく。
「7層のモンスター賭博とかね。」
「
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