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ソードアート・オンライン オルタナティブ アナザーハンドレッド
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。
「本当に悪かった。」
それで、と続けると
「あいつは、ヒースクリフは…何をしたんだ?」
僕が自信なさげにありのままを伝えると、彼は納得したように頷き、俺は間違ってなかったと結論づけた。
「アイツは何を思って、どう考えてこの世界を創ったんだろうな。」
ふとそんな疑問がキリトから発せられた時、僕はとある疑問について考えていた。
「わからない。けれど、前にキリトは言ったよね。この世界が俺たちにとって現実だ。って。茅場がこの世界を創ったのも、同じ理由なんじゃないかな。僕たちをここに閉じ込めることを踏まえて。」
「そうだな。そうかもしれない。この世界はヒットポイントがゼロになれば俺たちは向こうの世界でも死ぬ。でも、それだけじゃなくて、人と人とが交わり合う時、ご飯を食べる時、寝る時でさえも、俺たちはここで生きてきたんだよな。それは全て現実に俺たちにあったことで、たとえ向こうに戻ったとしても、ここであったことは忘れたりはしない。」
「そうだね。私もキリトくんやユーリ、みんなと出逢えたことは、私にとって生涯の宝物。それは誰にも否定できはしない。」
隣でエギルさんが俺は個人じゃなくてみんなに含まれるのか、と嘆いていたが触れることなくキリトは続けた。
「あぁ。長らく考えることを止めていたよ。そうだったな。俺たちは今もこうして現実に生きている。ユーリが言うようにやつも現実にしたかったのかもしれない。この世界を。」
キリトは過去に想いを馳せるように、一瞬遠くを見つめたあと、だから、と続けて
「だから奴を許すわけにはいかない。本当にヒースクリフが茅場なら、答えは単純明解なんだがな。」
と言ったキリトの双ぼうは怒気に満ちていた。
僕には彼の次に続く言葉が何なのかがわかっていた。
「あの男を殺すしかない。」
キリトの言葉には深い重みがあった。彼と僕が共に行動することを辞めた第46層以降、彼は何を想い、どう過ごしてきたのか。彼のことだ。多分色々なものを犠牲にしてきたのだろう。色々背負ってきたのだろう。彼の言葉一つ一つが胸に突き刺さるようにして僕を苦しめる。
ああ、キリト。
君はなんて遠い所にいたんだ。僕はずっと君を追いかけてきたけれど、近づくどころか君はどんどん遠く離れた存在になっていく。
そこでやはりこの結論にたどり着く。
やっぱり僕はバカだ。
思考が完結したここで、先程からの疑問を投げ掛けることにした。
「あのさ、話は変わるんだけど、その、ヒットポイント減少を阻止する操作を解除するのって、そんなに簡単なのかな。僅か1、2秒、それも目視せずして出来ることなのかな。」
ハッ。と三人の息を飲む声が聞こえる。
その瞬間、何かに
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