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ソードアート・オンライン オルタナティブ アナザーハンドレッド
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」
渋るアスナにヒースクリフが付け加えた。
「私なら大丈夫だ。君はオレンジになってしまうが、私の血盟騎士団の力でグリーンに戻るまで君を支援しよう。」
オレンジというのは普通のプレーヤーがグリーンと呼ばれるのに対し、犯罪を行った者のことを指す。
実際に相手を視認するときに頭の上に出るカーソルが犯罪を犯した者はグリーンではなく、オレンジの色あてがわれる。
ちなみに最も重い罪である殺人は、レッドにカーソルが変化する。
「それじゃあ、俺がやってもいいんだな?」
アスナを手で制したキリトが前に出る。
「確かに、君が言い出したことだったな。君にはあるのか?オレンジになる、人を斬る覚悟が。」
そう言って団長が一歩踏み出し、腰の後ろで組んだ右手の人差し指と中指が僅かに縦にスライドし、人差し指が何かを押したように見えた。
が、他に誰も気づかなかったようなので気のせいだとしてこの場は流す。
団長の問いかけに対してキリトが答える。
「殺さなければ何も問題ないさ。それに俺はソロだ。たった数日オレンジになったところで何も変わらない。」
そう言いながらキリトは僅かにこちらに視線をよこし、再び団長に向きなおった。
「君がそう言うのなら私は構わないがね。さぁ、一思いにやりたまえ。」
と、そこで横槍が入る。
「そ、そりゃねぇぜ。ブラッキーの兄ちゃんよぉ。」
と、暫く互いにのやり取りを見ていた赤い服に赤いバンダナを目深く被った男…確か名前はクライン。
風林火山という六人で構成されるギルドのリーダーがキリトに非難を投げ掛ける。
「クライン…だったかな。悪いがコレは俺と彼の問題だ。」
とキリトが対応すると同意したようにヒースクリフがクラインを見て頷く。
「まぁ、アンタがいいなら俺ァいいけどよ。」
と言いつつも、不躾にキリトを睨んでいる。
「大事になってしまったな。もし、私が茅場氏でないと証明出来たら…そうだな。君には血盟騎士団に入ってもらおうか。」
隣でアスナが何故か嬉しさの混じった声で「えっ!?」と漏らしたのを聞いた。
「たったそれだけならむしろありがたいぜ。ソロ攻略にもそろそろ限界が来てたしな。」
と皮肉を言いながら、キリトは僕とアスナを順番に見て、もう一度背中から右側だけ獲物を抜いた。
「いつでもやるといい。」
ヒースクリフの言葉と同時にキリトが切り込む。
「はあああああああ!」
彼が繰り出したのは、片手直剣基本スキル突進技
【レイジスパイク】
なにもソードスキルまでださなくても、と考える暇もなく、刀身は彼を貫いた。
HPバーがイエローを通り越してレッドゾーンに突入したところで
「ヒール!」
とア
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