エイプリルフール番外編 【シンフォギアXD編】
[4/22]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いた方が良いだろうか。
時間をかけてゆっくりと分かりずらい速度で変わって行けば、皆も分からなくなるはずだ。
別にどちらかが消えると言う訳じゃ無い。今の状況で推移すれば、それは両方とも自分と言う感覚になるだろう。
「どの道、ミライくんが平行世界に渡るのは規定事項だ。ミライくんが行かないと言うのなら、ギャラルホルンの停止を待つ選択肢を取る。万が一と言う事も有るからな。君が居れば万が一でも何とかするだろう」
その信頼が重たい。
「弦十郎さん…まぁ、分かりましたよ。別に本気で嫌がった訳じゃないしね」
翼、響あたりは人の話を聞きそうにない。どんなに危険が有ろうとも行くと決意してしまっている。
だったら一緒に行った方が幾らか心配も減ると言うもの。
さて既に行く気満々の翼だが、準備は……大概のものは道具袋に入っているから良いか。
「まぁ、平行世界にはアオは何度も飛ばされていますし。今更ですね」
「…何度もなのか?」
「ええ…何度も、です。おかげで戻ってくる術式を構築しなければならなくなる位でした。彼の苦労が伺えます…」
苦い顔をするミライ。
過去、ゼルレッチの家系…遠坂凛と一緒に彼女の生涯を掛けて迫った事がある。その成果はゼルレッチに迫るものだった。
「資料によれば、ギャラルホルンで送られた場合、出口近くに帰還用のゲートが有るらしい。最優先で確認してくれ」
「りょーかいです。あ、それと一応ギャラルホルン入手の経緯を教えてもらえれば」
「どうしてだ?」
「渡った世界にもギャラルホルンは有るかもしれない訳でして…有るのなら発動する前に何とかしておこうか、と」
まぁ、平行世界だ。こちら側にあった場所に有るとも限らないが、調べるくらいは良いだろう。
ギアを纏ってギャラルホルンを潜る準備を整える。
ギアは宇宙空間でも問題なく活動できるし、装者を真空などの環境からでも守ってくれる。よほどのことが無い限り環境に対応できないと言う事はないだろう。
翼は思い切りよく、マリアは翼に続くように平行世界へと渡っていく。
「それじゃ、ちょーっと行って来るから」
「うん、待ってる」
響が未来に行ってきますとギャラルホルンに吸い込まれていった。
「さて、わたしも行きます」
「ああ。怪我の無いようにな。死ぬ事など絶対に許さん」
「あ、はい。大丈夫ですよ」
弦十郎にそう言うと最後にギャラルホルンを潜った。
一瞬の瞬きの後に景色は一変。しかし変わり映えのしない日本の首都の景色。
「ここが平行世界…?」
「それにしては変わり映えが…」
「と言うよりも、いつもの公園です。本当に平行世界に来たのかな」
「二人とも、後ろ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ