エイプリルフール番外編 【シンフォギアXD編】
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収まるのを待つのみだったとか。
結果被害は拡大し、もしかしたら天羽奏が死に、響が被害にあったノイズの襲来の規模が大きかった事もギャラルホルンに由来するのかもしれないとの事。
「場当たり的だが、こちらにノイズが現れた時に対処して被害を防ぎギャラルホルンの発動が弱まるのを待つと言う考え方も出来るが…」
「それはやめた方が良いかもしれません」
弦十郎の言葉にエルフナインが応える。
「それは?」
「ギャラルホルンが平行世界へと助けを求めるほどの事変だったとした場合、それは枝に付いた病気や害虫と考えられるんじゃないですか?それは一世界にとどまらず、食い尽くしては隣の枝葉へと浸食する…」
それは…
「つまり、剪定事象の考え方で言えば隣り合うあまりにも近しい枝葉は刈り取られてしまう、剪定されてしまう、と?」
弦十郎がまとめる。病気がうつりかけている隣の枝諸共切り落として病気を防ごうと言うのだ。
…完全に否定は出来ない。平行世界が干渉してくるなんて事象でどのような現象が起こるかなんて誰も想像できようもないのだから。
これに答えられる存在が居るのなら、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグくらいな者だろう。
「一応聞くけど、ミライは…いえ、アオはヘイムダルの権能は持っているのかしら?」
「デスデスデース。それが有ればもしかしたらギャラルホルンの制御が出来るかもしれないのデース」
マリアの言葉に切歌がコクコクと頷きながら言葉を続けた。
しかしミライはそれに顔を横に振る。
「残念ながら、蒼(わたし)は持ってないなぁ」
「そうか…」
「と言う事は、結局向こうに出向いて原因を排除するしかない、と言う事かしら?」
「そうなると思います」
マリアの言葉にエルフナインが頷き返した。
「こちら側にもノイズが現れる危険性が有る以上、装者達全員でと言う訳には行くまい。半数、それが限度だ」
と言う弦十郎の言葉にすぐに翼が立候補。これは以前奏がやったと言う事が彼女の動機だ。
続いてマリアが立候補し、クリスもとなったのだが、それはマリアがお願いする形で残ってもらう事になった。
三人目は響。平行世界で有ろうと困っている人がいるなら、と言う事なのだろう。
「最後は…」
じっと皆の視線がこちらへと向いた。
「えぇっ!?わたし、ですかっ!?」
「当然だろう。ミライが行かずして誰が行く」
と翼。
「えー、出来れば遠慮したい。面倒くさーい」
「あなた、だんだん蒼(かれ)に似て来たわね」
そうあきれ顔でマリアが言う。
「それはしょうがないですよ。同一人物ですからね」
本当は、アオとの同一化が進んでいる為だが、黙って
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