エイプリルフール番外編 【シンフォギアXD編】
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ある日、朝早くからスキニルへと集められた装者達面々。
バビロニアの宝物庫の鍵であるソロモンの鍵はアオが厳重に管理。ほとんど出てくる事のない普通のノイズが現れててんやわんやの後本部でブリーフィングと相成ったのだが。
「こんな朝っぱらから何の用だよ」
クリスはそうあくびをしながら指揮官である風鳴弦十郎へと問いかけた。
「今朝早く二課で保管中の完全聖遺物ギャラルホルンから強大なフォニックゲインが感知された」
え、完全聖遺物まだあったの。二課保有の完全聖遺物ってデュランダルと…ネフシュタンだけじゃなかったんだ。
「ボクも今日初めてその情報を開示されたので」
とすまなそうな顔を浮かべるのはエルフナインだ。
「完全聖遺物…」
「ギャラルホルン、デス?」
調と切歌の疑問の言葉と同時にそこに居る装者達の視線がこちらへと向いた。
「な、なんでみんなでこっちを見るの?」
「いやー…たはは」
「いや、こういう時はミライを見るだろ?」
と響とクリスだ。
「響…」
「雪音も」
未来と翼は呆れたようにつぶやくも自分も同じくこちらへと向いている。
「皆…」
そうつぶやいたのはマリアだが、同じだからね?
「はぁ…」
とため息を付いてからミライは最近アオとの境界が薄い記憶を整理する。
「北欧の神、ヘイムダルが持つと言う。終焉の角笛、ギャラルホルン」
「終焉…?」
誰かが物騒な言葉とつぶやく。
「神々の黄昏、ラグナロクの訪れを告げるのだから終焉と言われるのもしょうがないだろう」
えーっと…
「ラグナロクとは、北欧神話による神と巨人による最終戦争。この戦いで世界は海に没し、滅びる。ついでに、わたしのナグルファルはこの時に巨人を乗せて戦いに出た船の事で、フリュムはその舵をとった巨人の事だね」
「えええっ!?」
「響…驚いている所悪いけれど、ガングニールを持つ主神オーディンはこの時ロキの息子である魔狼フェンリルに食い殺されているのだけど」
「うぅええぇ!?」
驚きの声が強まった。
「神様って死ぬもんなんだな」
「クリス…神が不滅であるのならわたしは…アオは神様を殺していないよ」
「ああ、そうだったか」
クーリースー。
さて、問題はここに集められた理由である完全聖遺物ギャラルホルンのその特性。
「へーこー世界だぁ?」
「へいこう世界って何ですか?」
クリスと響が問う。
「で、こっちを見ますか…」
「この間のオラリオの時とは違うのですか?」
「調っ」
調と切歌。
「あれは異世界。平行世界とは似ているけれど、定義そのものが違う」
「定義?」
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