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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第658話】
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疑問を口にするヒルトに、二人の姉妹はジト目でヒルトが持ってきた包みを見ていた。
「あらー、ヒルトくん。 本音ちゃんにだけプレゼントだなんて」
「ヒルト、ズルい……」
「あ、いや……。 コート選んでくれたからそのお礼って事だし……」
たじろぐヒルトに、愉快そうに微笑んだ楯無は――。
「あらー、私達だって君に似合う服を選んであげるから。 私達にも何か買ってよ。 ねえ?」
「うん……。 何か、ほしいな……」
「ぐぉ……。 わ、わかりましたよ……」
会計を終えたばかりのヒルトだったが、またUターンして二点小物を購入。
暫くして会計を終えたヒルトは新たに二つの包みを持ってきた。
「はい、此方が楯無さんで此方が簪。 本音はこれだな」
包みを受け取った三人、のほほんさんは表情を綻ばせていたが二人は――。
「あ……ありがとう。 ……ヒルトくん、我が儘言っちゃってごめんなさい」
「うん……。 ごめんなさい、ヒルト……。 ありがとう……」
申し訳なさそうに二人は告げる中、のほほんさんは――。
「ひーくん〜。 これ、開けてもいい? いい?」
「ん? 構わないよ。 ほら、楯無さんも簪も開けていいよ。 大した物じゃなくて悪いけど」
ヒルトは一言そう告げる、好み云々調べずに三人に渡したプレゼント故に、気に入るかどうか怪しかった。
「わあ! ネックレスだ〜! にひひ、ひーくんありがとう〜! 大事にするね〜!!」
「あ……これってイヤリングかしら? うふふ、ハートのイヤリングって可愛いわね」
「ブローチ……。 ……どう、しよう。 にやけちゃう……」
三者三様、とはいえ三人共々喜んでくれたことにホッとしつつ、軽くなった財布に少し涙するヒルトだった。
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