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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第658話】
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うなんだろう、とはいえ未だに特集されるのは一夏で、確か今日も海外からのオファー受けたとか何とか。
「はは、まあ良いじゃん。 有名になりたいってならもう有名何だし、サイン書く機会欲しいなら路上で突発的サイン会でも開くだろ」
「うんー。 あ、そだそだ。 ひーくん、せっかくだからわたしがひーくんの服見立ててもいい〜? うん、みたてちゃおー」
提案したのほほんさんに、ヒルトは――。
「え? 買い出しだから楯無さんと簪二人を待たないとまずいんじゃ?」
「わたしがメールしておくよ〜。 ほら、いこいこー」
ヒルトの背中を押すのほほんさんに、苦笑を漏らしたヒルト。
端から見ても仲の良さげなカップルに見える――無論それが問題であり、遅れた楯無と簪の二人は陰から様子を見ていて危機感を募らせていた。
「これは、まずいわね。 まずいわよ? 簪ちゃん……」
「うん……。 まずいね、お姉ちゃん……」
遅れた二人はヒルトとのほほんさんの仲の良さげなカップル姿に危機感を抱く。
レゾナンス内メンズショップ、中は暖房が効いていてヒルトはニット帽を外すとその特徴的な白銀の髪が晒された。
「うんうん〜。 やっぱひーくんはそうじゃないとー」
「ん? いや、寒いからニット帽ぐらいは被らないと」
「あはは、寒がりさんだねー」
メンズショップでのほほんさんが物色、色々な服をヒルトにあてがっていた。
「ひーくん、このダッフルコートはどうかなー」
のほほんさんがあてがったのは白のダッフルコートだった、対比的な意味合いでも白は無かったのでヒルトは頷くと――。
「そうだな、いい感じだし……。 買ってくるよ、のほほんさん」
「うんうん〜。 じゃあわたしはここで待ってるよ〜」
レジに向かうヒルト、のほほんさんは携帯を取り出すと早速楯無と簪の二人に居場所をメールする。
二人を見失っていた更識姉妹には渡りに船だが、のほほんさん的にちょっとだけでも二人っきりでデートしたかった為に連絡を遅らせた。
暫くすると――。
「あ、ここに居たのね。 探したわよー」
「あっ、やっほー、簪ちゃんに楯無ちゃん〜。 今ねー、ひーくんに似合う服をみたててたのー。 今は会計中〜」
楽しげに伝えるのほほんさんに対して、二人の姉妹は何とか二人っきりのデートという事態を防げた事に安堵する。
――と、会計を終えたヒルトはダッフルコートが入った紙袋とは別に小さな包みを持って戻ってきた。
「のほほんさん、コート選んでくれてありがとう。 それとこれはお礼を兼ねて――って、楯無さんに簪? いつの間に合流してたんだ?」
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