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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
決戦!バラン星域会戦 その1
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なります。
プローグ本隊に一隻、モン・カラマリと地球連邦の背後にそれぞれ一隻ずつ旗艦級戦艦を配置する事で、どの方面にも一定の火力が確保できると。
我々が独立指揮権を保持しているのは、叢雲お嬢様のおかげというのと、地球連邦艦隊の支援の為です」
武蔵さんの台詞に鹿角さんが補足を入れる。
正規加盟の地球連邦艦隊だが、明らかに他の二勢力に比べて戦力が劣っている。
とはいえ、正規加盟の地球連邦艦隊を準加盟の放浪者艦隊が指揮するのもまずい。
という訳での独立指揮権である。
他勢力をまとめる合同艦隊の苦労はこんな所にも現れる。
「ボラー連邦はこちらの攻勢に合わせて何個艦隊投入するんだ?」
ついでと別戦線でこうげきをかけるボラー連邦の戦力を確認する。
送られてきた資料を見た叢雲がその艦隊数を告げた。
「ボラー連邦本国艦隊五個艦隊で大攻勢をかけるそうよ」
「てっきり漁夫の利を狙ったと思ったが、ガチで動くとはな……」
「それだけ押し込まれていたという事なんでしょうね。
ガミラスの捕虜から得た情報だけど、ガミラス銀河系方面軍に増援が送られてきたそうよ」
ここで増援の投入となると、多分あの人だろう。
俺の予感は的中した。
「ゲール司令長官が降格し、ドメル提督が司令長官として赴任。
更にダゴン艦隊とグスタフ艦隊を指揮下にいれているそうよ。
艦艇数は3000隻から4000隻」
こちらは今集まっている艦隊数でおよそ1000隻。
旗艦級戦艦の破壊力があるとはいえ、三倍の敵を相手に決戦を行うというのだから、いかにリスクが大きいかわかろうというもの。
ボラー連邦との共闘が無ければ、ズルズルと消耗する未来も無いわけではなかった。
「そういえば、ヤマトの建造はどうなっている?」
ヤマト建造進捗率 80%で強引に出撃 44%
「進捗率44%。
出撃は無理でしょうね。
で、また観戦武官の要求が来ているんだけど、どうする?」
ニヤニヤする叢雲の台詞に俺はため息と共に受け入れるように命じたのだった。
もちろん、その観戦武官は古代守・真田志郎・新見薫・東雲愛歌の四人が入っていたのは言うまでもない。
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