番外編065話 if ゲート編 01話
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・アルマーだ。シャドウミラーという国の代表をしている」
「その……申し訳ありませんが、混乱しています。アルマーさんの言う、シャドウミラーという国を、私は理解していません。帝国という国とは別の国という認識でいいのでしょうか?」
「……帝国、か」
もしかしたらと思っていたが、どうやら俺の予想は当たったらしい。
本来であれば、既に滅んだ筈の帝国という国が存在している。
それを考えれば、やはりこの世界は門世界は門世界であっても、俺達が知らない門世界なのだろう。
さて、どうするべきか。
既に俺の中には、帝国に対する恨みというのはない。
いやまぁ、皇帝もその息子達も揃って処刑したし、帝国という国そのものも滅ぼしたのだから、それは当然だろう。
……もっとも、この世界の帝国がこっちにいらないちょっかいを出してくるような事でもあれば、話は別だが。
「どうやら、アルマーさんの様子を見る限りでは、違うようですね」
「そうだな。俺達の国は帝国という国とは関係ない」
取りあえず、帝国について知っているというのは、今のところ隠しておいた方がいいだろう。
ここで正直に言っても、向こうを警戒させるだけだし。
「……帝国は、アルマー代表達が現れた門を、日本に……それも、銀座にも作りました」
「うわぁ……」
狭間の言葉を聞き、思わず出たのがその一言だった。
帝国の連中がどのような真似をするのかというのは、それこそホワイトスターで行った事を見れば明らかだ。
そして、東京の銀座というのは人口密度という点では間違いなくホワイトスターよりも上だ。
そもそもの話、ホワイトスターは限られた人間しかやってくる事が出来ない。
それでもあれだけの騒ぎになったのだから……
うん、この世界の日本にとっては、正直なところご愁傷様としか言えなかった。
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