番外編065話 if ゲート編 01話
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、アニメ、漫画、小説、もしくはそれ以外かもしれないが、とにかく何らかの原作がある世界だったのだろう。
そしてこの展開から考えると、本来ならあの門は日本と繋がる筈だった。
だが、それが何故かホワイトスターと繋がった……という事か?
「この世界についての情報を求めたい」
「その件について説明をさせて貰いたいので、こちらにどうぞ」
2曹と呼ばれていた男は、上との連絡がついたのかそう言ってくる。
「アクセル、どうする?」
「そう言われてもな。……この場合は一緒に行くのがベストだろ。俺の安全は既に確保されてるんだし」
「俺はどうするんだ?」
「門の警備を頼む。一応向こうが手出しをしない限りは、こっちから手出しするなよ」
「分かってる」
不機嫌そうに言うイザーク。
国の代表に対する態度じゃないせいか、自衛隊の俺を見る面々が微妙になってるような気がする。
20代の姿なんだから、そんなに違和感はないと思うんだけどな。……いや、20代で国の代表ってのがおかしいのか。
もっとも、10代で国の代表になっている奴も多いんだが。
「ああ、それとレモンの方に連絡しておいてくれ。それと政治班から誰かこっちに向かわせてくれ。護衛は……誰も空いてる奴がいないなら、メギロートかバッタでいいだろ」
「分かったから、お前はさっさと行ってこい」
不機嫌そうに言うイザーク。
……銃口を向けられていないとはいえ、銃を持っている自衛隊10人以上に囲まれているにも関わらず、一切動揺した様子はない。
ここに残っている自衛隊の面々は、それを不思議に思っているのが分かる。
まぁ、素手のイザークが銃を持った自衛隊10人よりも強いってのは、想像出来ないよな。
そもそも、向こうが警戒を解いた理由には、俺とイザークが何も武器を持っていなかったから、というのもあるんだろうが……うん、まぁ、それが普通なんだろう。
こうして俺は、まだ完全には完成してはいないものの、大分出来上がっている施設の中に案内されるのだった。
「狭間浩一郎陸将です」
そう言いながら、40代……それとも50代か? ともあれ、そのくらいの年代の男が俺に向かって握手を求めてくる。
それに応じながら、俺は廊下やここと繋がっている部屋に何人もの人の気配を感じ取っていた。
別にそれを責めるつもりはない。
そもそもの話、いきなりあのような門が現れ、そこから男が2人姿を現し、ましてやその片方が国の代表だと、そう言うのだから。
普段であれば、それこそ妄想を口にしているような奴と思われても仕方がない。
それでも門がある以上、あっさりとそう判断する訳にもいかず……何かあった時の為に、周囲に兵士を配置してあるのだろう。
「アクセル
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