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転生とらぶる
番外編065話 if ゲート編 01話
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には魔法という存在があるというのを理解しているし、何より多分大丈夫だからといってそういう場所に連れて行きたくないというのがあったのだろう。

「……間違いなくあの時と同じ門だな」
「ああ。でなければ、わざわざ俺だってお前を呼んだりはせん」

 影のゲートから出た俺の前にあったのは、間違いなく以前門世界とホワイトスターを繋げた門と同じだった。
 いや、正確には細かい場所は違うのかもしれないが、それでも同じようなものであるのは間違いない。
 問題なのは……

「門から出てくる様子がない事、か」

 そう、以前は門が出来てすぐに帝国という名の盗賊団共が姿を現してホワイトスターで暴れたのだが、今回は全くそういう事がない。
 アヌルスの丘に新たに門が出来たのを、向こうもまだ察知していないのか……ともあれ、向こうの様子を確認するのが先決だろう。

「どうする?」
「やる事は決まってる。向こうが現在どうなっているのかは分からないが、もし俺達がいなくなった後に連合国を形成しているのであれば、俺達と敵対するような真似はしない筈だ。……あの世界だったら、もしくはあれから時間がそこまで経っていなければ、だけどな」

 一度門が消えた以上、時間の流れがどうなっているのかは分からない。
 ましてや、同じ門ではあるが、実は他の世界と繋がっている可能性もある。
 そう考えれば、やはり警戒は必要だろう。

「……開けるぞ」

 その言葉に、イザークは戦闘の準備を整えると小さく頷く。
 もっとも、戦闘の準備とはいっても銃を持ったりといったことはしていない。
 ぶっちゃけ、今の実働班の面々にとっては、拳銃を撃つより瞬動で移動して直接殴ったりした方が早い。
 それは俺も当然同様であり……何があってもすぐに反応出来るようにしながら、ギ、と門を開ける。
 そうして開いた門の先には……

「っ! 2曹、門が開きました!」
「全員、構え! だが、撃つな!!」

 そう言いながら、軍人と思しき者達が10人近く、俺に銃口を向けていた。
 そんな光景に――銃口を向けられたのはなく、銃という武器を持つ文明の人間がいる事に――驚き、銃口を向けられたままではあったが、周囲を見回す。
 もしかして、門世界ではなく別の世界に門が繋がっていたのかと思ったが、こうして周囲を見る限りでは、ここは間違いなくアルヌスの丘だった。
 ただ……明らかに、俺達が以前やってきたアルヌスの丘ではない。
 何故なら、俺達が作った基地の類が全く存在していなかったからだ。
 代わりに、現在進行形で何やら建物を……基地を作っているように見える。

「……さて、これはどういう事だと思う?」
「知らん。だが、ここがアルヌスの丘であるのは間違いない。……この連中が敵なのかど
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