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名探偵と料理人
第五十二話 -日常回-
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だ。それなら…最終試験はアレにして、後は勢いで押しつけ…押し切ろう!余人が口を挟めないなら本人同士が一番だな、うん。

 

「さて、そろそろジョギングを再開するかな」

 

 

 

 

 

その後、色々な土地を回り。珍しい料理を出している出店を見つけては買い食いし。普通に走っていたら某有名女優さんが投身自殺してきたので慌てて飛び上がって受け止めて、騒ぎになったので(人が5m以上飛び上がればそうもなる)彼女を拉致って話を聞いて解決策を考えて。夕焼け染まる空をビルの屋上から見て。ネオン街を人にぶつからないように駆け抜ける…途中で変なことがあったけどまあそれはそれとして大いに充実した1日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは皆さん!半年に一度の慰労パーティーの始まりです!!思う存分飲んで食べてください!!!乾杯!!!!!」

「「「「「「「「かんぱーい!」」」」」」」

 

俺の音頭を皮切りにパーティーが始まった。これは俺のマネージメントを任せている会社の職員の人を集めて半年に一度開いている慰労パーティーだ。俺専属の部署の人員と、その家族、恋人を呼んでいるのでそれなりの人数になっている。

 

「いやあ、龍斗君!毎回毎回豪勢じゃのう!」

「あ、次郎吉さん。いつもお世話になっています」

「よいよい。こっちもいい思いをさせてもらっておるからのう。しかも、これのおかげで他の鈴木財閥の系列会社と比べて圧倒的な成績を収めておるのじゃからワシとしては万々歳よ!不正も起こるわけないし、最も安心してみていられる部署じゃよ!!」

 

ココのパーティー会場は次郎吉さんに提供して貰った。壁際には高そうな彫刻や絵画が飾られている。なんでも、「美味いものを食べるには相応の場所で食べるモノじゃ!」だそうだ。

 

「そうなんですか?こんな若造の補助をするよう部署ですよ?優秀な方々がサポートしてくれるのはこの数年で実感していますが不正が起こらないとも限らないんじゃ?」

「……それは本気で行っとるのかのう?お主、初めての顔合わせの時に言うとったじゃないか。「不正しても構いません。ですがそれが発覚すれば2度と私と関わらないような待遇にして貰うと鈴木相談役にお願いしています。ああ、不正についてはそのまま懐にしまってもらっても構いません。部署が移るだけです。ただし」……」

「ただし、当たり前の仕事を完遂して頂けたのなら半年に一度慰労パーティーを開きます。ご両親やご家族、恋人も呼んで構いません。友人はダメですが。今から、皆さんに食べてもらうのはこれからよろしくお願いしますという思いを込めて私が作った料理で
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