第五十一話 -黒の組織との接触…の解決後-
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ったんじゃないかって……」
…組織。新ちゃんが黒ずくめの組織と呼ぶ、「名探偵コナン」における最大最強の敵役。今まで、新ちゃんと共にいて事件にいくつかの事件に遭遇した。原作知識なんておぼろげで、その事件が漫画にあったのかどうかも今は判別がつかない。まあ、覚えているものもいくつかはあるしそれらに遭遇したのなら……最低限、人死にが出ないように立ち回ろう。
っと、考えが逸れた。ともかくいろんな事件に遭遇してたけど黒の組織関連は哀ちゃんに変装して偽装工作したことを除いて今まで一度も遭遇していないんだよね。
「……もしかしたら、新ちゃんか博士が巻き込まれているかもしれないって?」
「確証はないのよ…もしかしたら賢橋駅にバッジを落として、二人とも警察署にいるのかもしれないし…まあそれはそれで意味わからないんだけど」
確かに。群馬に行って、東京戻ってきて、賢橋駅に行って、警察署にいる?なんの事件だそれは。
「それで、もし万が一奴らが関わっていたとしたら私1人では太刀打ちできない。それで……」
「俺を護衛に選んだと」
「貴方を巻き込んでしまう事は私も工藤君も出来れば避けたいわ。今も連れてきてよかったのか迷ってる。でも貴方は私達が何も言わずとも自分から頭を突っ込んでいくでしょう?罠があろうとそのど真ん中をね」
見た目と普段の様子と違って脳筋よね貴方、と続ける哀ちゃん。失礼な。そりゃあ新ちゃんのように人間模様を深く考察する事には長けていないけども。皆が無事ならいいじゃないか。
そんなことを彼女に言うと、
「……ねえ。例えばの話なんだけど、密室に閉じ込められて毒ガスがあと1時間で噴出される。扉には謎解きがあってそれが解ければ扉はあく。貴方ならどうする?」
「え?扉を壊すか、壁をぶち抜く」
謎解きをする時間がもったいないし、解けるかどうかも分からない。本当にそれで扉が開くかもわからないし。最善手は壁かな。扉に爆弾でも仕掛けられていたら目も当てられない。新ちゃんなら密室に監禁された意図や正解を導けるだろうけど俺は俺ができる最短の解決策を実行するかな。
「……その発想が脳筋なのよ。ってかなによ、壁に穴を開けるって。出来るわけないでしょう!?」
「あはは、たとえ話さたとえ話。それにしても…」
「なによ?」
「ほら、哀ちゃんと二人で話すのは珍しいなって。会話自体はそうでもないけどね」
大抵は子供たちが居たり博士の家で新ちゃんたちがいる。2人っきりってのは中々レアだな。
「言われてみればそうね…でも、男子高校生と小学一年生の女の子が二人っきりって言うのも兄妹以外ではなかなかいかがわし
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