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ロボスの娘で行ってみよう!
第18話 昇進配属
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はマスコミに囲まれてしまいジェシカ自身辿り着くことが出来ずに直接会えずに終わってしまった。結局この日は電話だけで話す事に成って、ガッカリしたのである。

取材陣がヤンとラップに取材攻勢をかけていく。

「ヤン中尉は偶然にエル・ファシルへ行っていたそうですが、どの様な用件だったのですか?」
「ラップ中尉とヤン中尉は士官学校同期だそうですが、同期の方々一言」
「リンチ司令官の負傷の原因が叛乱だというのは本当ですか?」

「エル・ファシルの英雄達と呼ばれてのご感想を」
「叛乱を起こした、ウィリアム・ジョイス准将について一言」
「第8艦隊が現れた時の心境をお願いします」

延々と続く質問攻めに、ヤンもラップもほとほと困り果てて居るが、広報官が取材は正規の窓口からして貰います、後で記者会見をシトレ司令官と一緒に行うと宣言し、2人を連れ出す始末であった。ヤンとラップは此が嫌でリーファは擦り付けたなと思っていた。

軍事宇宙港では、軍広報部の許可を受けたマスコミだけが居た為、ヤン達の様な混乱が生じずに済みTVカメラによってシトレ司令官以下の人員が粛々と帰還する姿が映し出された。

統合作戦本部軍事宇宙港ではリーファ達傷病兵を乗せたシャトルがヒッソリと到着していた、出迎えも無く、速攻救急車で多くの兵が病院へ運ばれていった。リーファも負傷の診断に病院へ行き、そこで診断を受け経過は良好であるとでて、迎えに来ていた父親と再会した。

「リーファ、良く帰ってきたな。母さんも心配しているぞ」
「父さんただいま」
「怪我は大丈夫か」

「まあ、なんとかね」
「しかし、意見されたからと、殴るとはどうしようもない奴だ」
「カルシュウムが足りないんじゃない」

「冗談が言えるなら大丈夫だな」
「ええ」
「所で、此から私も一緒に統合作戦本部へ向かい話を受ける」

「父さんもですか」
「うむ、お前の配属先などの相談があるそうでな、私も呼ばれているのだよ」
「判りました」


■自由惑星同盟 同盟軍統合作戦本部

リーファ達は案内されて、統合作戦本部の重厚な扉を抜けるとそこにはきら星の如く将官が座っていた。所謂お歴々方である。統合作戦本部長、統合作戦本部次長、宇宙艦隊司令長官、宇宙艦隊総参謀長、後方勤務部長、や各参謀達が居るのである、知っているのはグリーンヒル少将ぐらいであった。

統合作戦本部長が話し始める。
「ロボス中将とロボス少尉今回は御苦労だった、今回呼んだのはエル・ファシル事件により。少尉の論文の正確さが立証された為に少尉の配属について異例であるが、三者の話し合いにより決定した事を此処で辞令を行うモノとする」

統合作戦本部人事課長キーツ中将が通常であれば人事の辞令を行うのであるが、今回は統合作戦本部長自
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