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名探偵と料理人
第五十話 -揺れる警視庁 1200万人の人質-
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うだ。爆破予告日時は日曜日の15時で、それ以前に爆発しないように当日の正午にその仕掛けが動くようにしたんだろうとのこと。まあ確かにあの倉庫は生徒が頻繁に使っているし、現に園子ちゃんがテニスのネットを出す時に邪魔だったと言っていた。ドラム缶にぶつかった生徒も数多くいたことだろう。

まあそれらの装置がONになったことでSP透影の警戒網に引っかかったんだけどね。紅葉に被害が及ぶ可能性が生まれたことで気づいたと。正直、まさか帝丹高校に仕掛けられているとは俺も思っていなかったししっかり役目を果たしてくれた。この電話が終わったら美味いものをご馳走してあげよう。

 

「まあ、今度事の顛末はしっかり聞かせてもらうよ」

『ああ。事件は土曜日から始まってたし、電話口で話すにはちっと長くなりそうだからな』

「へえ。じゃあまた今度博士の家か、たまには俺の家に遊びにきなよ」

『そりゃあ楽しみだ。じゃあまたな、龍斗』

「それじゃあね」

 

さあ、ご褒美の料理を作りますか!

 
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