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名探偵と料理人
第四十九話 -悪意と聖者の行進、他-
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は。

 

「そーれーでー?なんで事件に巻き込まれたことがいい事だったのよ?」

「勿論事件に巻き込まれたのはいい事じゃないわよ?でも、その事件と一緒に大切なことも忘れてたから…それを思い出せたこといい事!」

「なーによそれー」

「えへへ、ひーみつ♪」

「えー、教えて―な。蘭ちゃん!」

 

なんだっけ。確か、新ちゃんに秘密にしておいてと学校で言われた後に事件内容を聞いた時は…ミュージカルでの殺人犯を犯行前に蘭ちゃんが助けて、お蔭で殺せたみたいなことを言われたとか言ってたよな。そんで、その後に通り魔にあって…何がいい事だったんだ?ちょっぴり顔が赤い蘭ちゃんの顔を見ながら俺はあーでもないこーでもないと思考を巡らせた。

 

 

 

 

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「ははははは!何それ!わざわざ沖縄まで行って大食い対決してきたって!?名探偵大食い対決?探偵関係ねえ!!はははっははははは…はあはあ、お腹いってえ!

…にしてもさあ。日程合わなかったから行けなかったけど、旅行先でまた事件に巻き込まれてるんだね」

「龍斗、笑いすぎだ…ま、俺もそう思うけどよ?しゃあねえじゃねえか。企画してた島で事件が起きて、それが企画の根本を解決する内容だったんだからな。後事件に関してはオレはもうなにもいえねえよ」

「だ、だからって大食いって…ふうふう。ふー、落ち着いた。それで?俺に聞きたいことがあるんだろ?」

「ああ。服部が海で言ってたんだけどよ。ほら、ちょっと前にジョディ先生に会いに行ったじゃねえか?そん時に俺が離れている時に服部がサシで話したらしいんだけどよ…」

「ああ、俺が遠慮したヤツな」

「そん時ふとしたことで服部が龍斗の話題出したらしいんだけどよ…一瞬すげえおっかない顔をしたって言ってたぜ?親の仇を見る様な顔だったってよ」

「……なんでさ」

 

いやホントになんでだよ?

 

「心当たりないのか?」

「あったら相談してるよ。最近はきっつい視線くれるし、でも話しかけてもいつも通りだし。全くもってお手上げ状態さ」

「ふうん…あ、そうだ。オメー、クリスについては本当に何も知らねえのか?」

「へ?」

 

な、なんだ?俺新ちゃんに何か言ったっけか?

 

「ほら、博士に海外のサイト巡り頼んだだろ?そん時に博士が見つけたんだけどよ。シャロンの葬儀に参列したときにクリスと話したみてえじゃねえか。クリスが「母のお気に入りの子」っていうぐれーだし、シャロンからクリスの事本当に何も聞いてねえのか?」

「とはいってもねえ。俺も実際に会っ
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