第四十八話 -隠して急いで省略、西の名探偵vs.英語教師-
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いると言っていたけれど、それにしては少々血生臭い感じがするわ……ええ、要注意人物として警戒は続けるわ」
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「何!?毛利探偵が関わった事件の調査書が警視庁から盗まれた!?本当に高木刑事がそう言ってたのか!?」
「シーシー、大声出すなよ!…龍斗、どうだ?」
「…あー」
新ちゃんが俺に聴きたいのは哀ちゃんが聞いていないかどうか。彼女は今の所、地下のラボにいるし、もう一人は二階で息をひそめているし。
「大丈夫、彼女は地下にいるよ」
「そ、それで?もしかして盗んだのは…」
「ああ、奴らの仕業かもしれねーな。例の薬で殺したはずのオレが生きている噂を聞いて毛利小五郎の活躍に不審を持ったのならあり得ねえ話でもねえ…工藤新一が毛利小五郎に知恵入れしてるってな!」
んんー、実際どうなんだろうな。確かに小五郎さんの活躍と新ちゃんのコナンになった時期は重なっているけれど、世界中で暗躍している組織がわざわざ調書を盗むほどのことかな?彼らが警戒するのは警察機関で私立探偵まで回りくどいことをするんだろうか。それなら小五郎さんを殺して終わりな気がする。絶対阻止するけど。原作だと下手人は誰だったっけ?思い出せない…
「まあ、オレが遊園地で薬を飲まされた日と「眠りの小五郎」が出始めてたのが同時期だからな…」
「おいおい…」
「でも、さ。結局工藤新一は本当に姿を消しているし…たまーに俺が変装したりしてるからそれが噂の元になっているかもしれないから完全に否定しきれないけど…なんかごめん」
「いや、龍斗がいたずらに変装したことはねーし、そもそもお願いしてんのはオレだからな。龍斗が気に病む必要なねーよ。工藤新一が薬でガキになったなんてファンタジーな話、奴らが可能性としても気づくわけねえし、そもそも調書が奴らの仲間が盗んだかなんて決まったわけじゃねえしな」
「しかしのぉ…」
「でもまあ、おっちゃんを誰かが調べているのは確かだし…念のためってことで博士に頼みたいことがあんだけど…」
「……フン!都合のいい時だけヒトに頼りよって!頼むんならもっと頼りになるそこにいる龍斗君にでも頼んだらどうじゃ?」
ありゃ。なんだか博士が拗ねてる…お。哀ちゃんがあがってきたな。
「あ、もしかして調書が盗まれたことを内緒にしていたことを怒ってんのか?」
「フーンじゃ!」
「(フーンじゃって…)いや、博士?俺も調書盗まれたなんて初耳なんだけど?」
「え?そうなの?」
「怒るなよ博士。しゃーねーだろ?博士に話
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