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名探偵と料理人
第四十八話 -隠して急いで省略、西の名探偵vs.英語教師-
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の前にあるエスカレーターの階下で刺殺体が発見されたそうだ。

……なんだろう、幼馴染みたちがぐいぐいと警察に話しかけていくのを見ると何かこう…

 

「どないしたん、龍斗?」

「ああ、いや…蘭ちゃんや園子ちゃんが、相手が目暮警部…知り合いの警部さんとは言え事件現場でぐいぐい話しかけているのを見ると…」

「ああ。なんか遠くに言った感じがしますか?」

「まあね…あと随分図太くなったなって」

 

昔はあんなに自分から警察に歩み寄ったりはしていなかっただろうに。慣れって怖い。

殺された男性が、ジョディ先生曰く「ダイイングメッセジ」を「○×△」として残していたのでそれを解く謎解きが始まった。刺殺体の携帯のリダイヤルをしてみると喫茶店で声を張り上げていた男性の携帯へとかかった。そこから犯人の可能性になるリストがあがった。途中、千葉刑事が犯人の来ていた服を回収してきたので一応匂いは覚えておいた…が、新ちゃんもいるし活用する事はないだろう…びっくりしたのは高木刑事がxの意味を知っていたことかな。

 

 

――

 

 

犯人の目星がつき、目暮警部たちは○×△さん…国吉文太さんがいる会社へと向かった…新ちゃんも一緒に。

 

「Ah!もうこんな時間でーす!それにしても電話に行った毛利さーんおーそいでーすね?」

「もしかしたら電話で新一君にxの意味聞いているのかもよ!」

「じゃ、じゃあ。「私のxをあげる!」も言うたんかな!?」

「そうよそうよ!」

「いや、それはないんじゃ…」

「龍斗君の言う通り…なーにが私の大切なエックスを上げる、よ!」

「「「え?」」」

「高木刑事に聞いて来たわよ!xの意味!」

「あ、そう…?」

「大体ねえ、新一だってたとえ知ってても「xをあげる」なんて言われたら答えられないじゃない!」

「まあ、知るわけないよ。その手の情報にあの男は疎いし…」

「もう…あれ?コナン君は?」

 

俺は蘭ちゃんのその言葉に黙って上を指さした。目暮警部たちが犯人の確保に向かったこのビルの階上を。

その後、戻ってきた新ちゃんに事件が解決したことを聞いて俺達は帰路に立つことになった…新ちゃんもxの意味を知りたがっていたが、蘭ちゃんにxは「ダメ」という間違った意味を教えられていた…面白そうだから教えないでいようっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし…ええ。彼が母親の葬儀で娘と話していたという情報が入ってから私も注意して観察してみたけれど。あの子、只者じゃないわね。古武術を修めて
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