暁 〜小説投稿サイト〜
名探偵と料理人
第四十五話 -アイドル達の秘密-
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「…ん?なんだよ、龍斗」

「もし、新ちゃんを俺が殺そうとしたらどうする?」

「はあ!?なんだそりゃ」

「例えだよ、たとえ」

「んなこと、ありえねえけど…まあ、まずは考えるな」

「考える?」

「ああ。龍斗がそうしなくちゃならなくなった理由をな。オメーがその手段に出るってことはかなり八方ふさがりの状況に追い込まれてるってこった。ならそれを読み取って」

「読み取って?」

「その原因をぶっ潰す。命をただ奪う事を最も嫌悪している龍斗をそこまで追い込むなんて俺は許せねえからな!」

 

そう言って笑った新ちゃんの笑顔は俺にとても尊いものに写った。

 
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