第四十五話 -アイドル達の秘密-
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さんと婚約したヨーコさんの親友って?」
「ええ、そうよ!ちゃんとした結婚式は来年の春!」
「まだマスコミにはオフレコだけどな…」
そう言って剣崎さんの腕に抱きついたのは女優の草野薫さんだ。なるほどね、剣崎さんは婚約祝いの友人ではなくて当事者だったわけか。
「そういえば薫さんって「探偵左文字」で剣崎さんと共演されてますよね?いつも父とコナン君と一緒にオンエア見てます!」
「その通り。今夜あるそのドラマのオンエアを見て、冷やかしながら二人を祝おうってわけ!このミレニアムなゴールデンカップルをね!」
「わっ、岳野ユキだ…!!」
「こりゃまた派手な爪だな、ユキ?」
「カワイイでしょ?このネイル?」
「いやあ、それにしても実に惜しいですな!沖野ヨーコ、草野薫、岳野ユキときてあと一人がいれば四人揃うのに…」
「あら、呼んだ?」
「え?」
「輝美!」
「あら、輝姉も来たのね?」
「ええ。ヨーコがどうしてもって言うから。邪魔だったら帰るけど?」
ん?
「まあまあ、せっかく久しぶりにアース・レディースがそろったんだから!」
俺達より先に到着していたのであろう、リビングから現れたのはマルチタレントの岳野ユキさん。そして小五郎さんの声に呼応するように玄関扉に現れたのは女優の星野輝美さんだ。それにしても、草野さんと星野さんの二人って…?
「…四人合わせて「地球的淑女隊」ってわけだ!」
そう、小五郎さんがヨーコさんに嵌るきっかけとなったアイドルグループの元メンバーなのだ、この四人は。でも確か、この四人って不仲で解散したって話だったはずだよな?星野さんと草野さんの。
「それにしても驚いたわ!四人の中で一番年下の薫が一番最初に結婚するんだなんて!」
「そうね、私もびっくりよ。一番最初に身を固めるのは輝姉だと思ってたから…」
「そういえば輝美、前に好きな人がいるって言ってなかった?」
「そうそう!その彼とはどうなったのよ?告白した?」
「別に、どうもなってないわよ?それに結婚なんかして人生の墓場に入るより、片想いのまま眺めている方が気楽で夢も壊れないしね…」
「ちょ、ちょっと!それどーいう意味よ!?結婚する私に対してのあてつけ!?」
「ちょっと輝美!」
わーお、中々辛辣なことをおっしゃること。うーん、それにしてもフォーマルな格好をしていない普段着の女性芸能人の姿って結構新鮮かも。俺が見る機会がある彼女たちの姿は大体着飾ってるからな。
「それより誰?その子連れのおじさん…あれ?」
「まさか剣崎君のお兄さん?…え?」
「あ…毛利さんに気を
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