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名探偵と料理人
第四十五話 -アイドル達の秘密-
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たんだけどね。仕事受けてすぐのあたりで「眠りの小五郎」が登場して。ヨーコさんの自宅で事件もあったでしょ?それで曖昧になってそのまま忘れて今に至ると言う…」

「…なんつーか、妙な所でボケてんな、オメーも」

「うっさいわい」

 

ん?彼女らと離れて新ちゃんと話していたらなにやら長髪の男と合流してるな…あれは剣崎修?「どちらのスイーツでSHOW」の司会役の人か。彼も呼ばれた友人かな?にしても、なんでマンションの住人がみんなを見てるんだ?身バレしたか?

 

「ヨーコさん。なんか注目されてるみたいですけど…」

「ああ、緋勇さん!ごめんなさい、ちょっと騒がしくしちゃって…」

「え!?スイーツ世界チャンプの緋勇龍斗!?おいおいヨーコちゃん、なんつう大物引っぱってきたんだよ」

「あ、どうも。緋勇龍斗です。いつも見てますよ、「どちらのスイーツでSHOW」。いつかは是非チャレンジャーとして参加してみたいものですね」

「は、はは(君が出たら番組が終わるまでチャンピオンになりそうだから企画段階ではねられてるんだよな…口が裂けても言えないけど)」

 

流石にスイーツ系の番組をしているからか、俺の事は知っているようだった。若い男性で俺の事を知っているのは珍しいんだけどな。TVとかに出ているわけじゃないし。

 

「おい、龍斗君が合流してからさらに衆目集まってきてるぞ。ヨーコちゃん、出来れば移動しよう」

「そ、そうですね毛利さん。いきましょう!」

 

 

――

 

 

――ピンポーン!

 

「あれ?返事がねえな」

「もうみんなが集まってるはずなんだけど…」

(ガチャ…)「お、鍵あいてるじゃ…」

「この…」

「ん?」

「ストーカー野郎―――!!!」

――バキャっ!!

 

わーお。目当ての部屋の前につき、呼び鈴を鳴らしても反応がなかったので扉の前に立っていた小五郎さんがドアを開けた瞬間、中でテニスラケットを振りかぶった女性が小五郎さんへとそのラケットを振り下ろした。

綺麗に小五郎さんの頭に命中して、ネットを突き破る…って、どんだけの力で振り下ろしたんだ…

 

 

 

「「「「アハハハハっ!」」」」

「ごめんなさいね、毛利さん!わざわざ来ていただいたのにこんな目に遭わせてしまって…」

「いやいや、人気女優の貴女に殴られたなんていい思い出になりますよ!」

「私、最近ストーカーに悩まされててドアの覗き穴から見えた顔が知らない男性だったのでつい…」

まあ、ヨーコさんは俺達が来ることを事前連絡入れてなかったらしいからしょうがない、のか?

 

「じゃあ、剣崎
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