第四十五話 -アイドル達の秘密-
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?実は…」
ふむふむ、今小五郎さんイチオシのアイドル、沖野ヨーコから手紙が来ていたと。で、その内容がお友達の家で婚約パーティをするから来ないか?との誘いで…えー、「友人の」婚約パーティなんだが、聞こえていなかったのね…それで自失していると。
…あれ?これってもしかしなくてもすごいスクープなのでは?
――
「いやー、光栄ですよ!ヨーコさん!!私なんかをわざわざご友人の婚約パーティに招待して下さるなんて!」
「いえいえ。こちらこそ急に無理なお願いしちゃってすみません。驚かれたでしょ?」
「いえいえぜーんぜん!」
「(よくいうぜ、勘違いしてしばらくへこんでたくせに…)」
「でも私はビックリしましたよ!」
「へ?」
「毛利さんや蘭さん、コナン君は顔見知りだけど。まさか彼ともお知り合いだったなんて!びっくりです!!」
「彼?ああ、龍斗君か。彼は蘭と幼馴染みなんですよ」
「ええ、そうだったんですか!?て、ことは蘭さんも彼からお料理を習ったりしたんですか?」
「はい。私が小学生のころから教えてもらってますよ」
「親のひいき目なしにしても蘭の料理は絶品ですよ!」
「へえええ!今度食べてみたいな!」
「そんな…ヨーコさんに出せる程じゃ…そ、それにしても誰なんですか?婚約したヨーコさんの親友って…」
「会えばすぐわかるわ!皆が良く知っている人だから」
「知ってる人っすか?」
うーん、誰だろう?ヨーコさんの親友って言うくらいだから同世代の人で…確か彼女がデビューしたのが4年前の17のときだろ?てことは、今20前後の人か?
「ぉぃ、おい…」
「ん?どったん新ちゃん」
ヨーコさんの親友についてみんなの後ろであれこれ考えていると声を潜めた新ちゃんに話しかけられた。
「なあ龍斗。オメーヨーコさんと親交あんのか?」
「…なんで?」
「いや、さっきのヨーコさんとオッチャンとの会話でどうにもオメーとは顔見知りっぽかったしな。蘭の料理を教えていた事を聞いたときに蘭さん「も」って言ってたしな。あれって蘭以外もオメーが料理を教えている人を知ってるって事だろ?」
「んー、まあ正解、かな?ヨーコさんがレギュラーで持ってる「ヨーコの4分クッキング」って知ってる?」
「あー、オッチャンが録画してるから知ってるよ。それが?」
「それの監修とか、レシピの提供をしてるから。料理指南みたいなことで何回か会ったから、それの事だと思うよ」
「へえー。オメーがそんな仕事してたとはねえ…」
「本当は、小五郎さんが彼女のファンだからサインでも貰おうかなって思っ
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