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名探偵と料理人
第四十三話 ‐オリジナル回‐
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「最初のお店で買った手のひらサイズの植木鉢に時間が来たら自動的に水を差してくれる自動水やり機、それとスルポゼーフルールの種です。ストレスがたまっているって言ってたのでこの花の香りは癒しの効果があるので寝る前に嗅いでください。それと、水やりは一日一回100mlを欠かさずに。まあ一日開けてしまう事もあるかもしれないので無人でも水をやれる器具をセットにしました」

「…まあ、こんなものを貰えるなんてね。今日は無理やりにでもあなたを誘ってよかったわ」

「そう言ってもらえて俺も嬉しいですよ」

「ねえ龍斗。もし私が困ったことになったらまた相談や待ち合わせの場所であったいざこざみたいなことがあったら私の事守ってくれる?」

「そう、ですね。自分から危険に顔を突っ込まないのなら。もし、そういうことをしてなら…一回だけ、守ってあげますよ」

「…ふふふ。嬉しいわ」

 

そう言って夜景の方に体を向けたシャロンさん。表情を見る事は出来ないが、俺の答えは彼女にとってどういう意味があったのか今の俺には分からなかった。

 

 

――

 

 

夜景を満足するまで見て、また目をつむって貰って(ノッキングをして)今度は別のビルへ裏のチャンネルを通って出て、そこから路地裏に降りた。

 

「ねえ?ここはどこ?」

「さあどこでしょうね?」

「…なんだか、最後の最後でとても不思議な体験ができたわ」

 

そんな、いつもとは違う一日は過ぎて行った―――
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