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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十四話 ナンバーズ 2
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、それとも別の人が必要と……って、やっぱ何か嫌だな」

「??」

急にアスカは話を止めた。

「やっぱり、名前を教えてくれよ。お前って呼ぶの、なんか嫌だし」

アスカは困ったように笑った。

ルーテシアは不思議な感覚を覚えた。

この少年の言葉が、なぜか素直に自分に入ってくるのだ。

アギトや、ゼストのように。

「……あなたの名前は?」

ルーテシアが初めて言葉を発した。

「オレか?オレはアスカ。アスカ・ザイオンだ。管理局では二等陸士をしている」

ルーテシアから反応があったせいか、アスカは少し嬉しそうに答える。

「……ルーテシア。ルーテシア・アルピーノ」

ルーテシアが名を名乗る。

「アルピーノ!?」

成り行きを見守っていたギンガが、ルーテシアの名前を聞いて驚いたが、それを気にする者はいなかった。

「そうか。ルーテシア・アルピーノか。綺麗な名前だな」

アスカがそう言うと、ルーテシアは少し恥ずかしそうに身を縮めた。

「じゃあ、ルーテシア。何でレリックが必要なんだ?レリックがないと困るのか?」

アスカは、なるべく優しく話しかけるように心がけた。

(……困った……何か、この人に喋っちゃいそう……)

ルーテシアは、アスカに対しての自分の感情に戸惑いを覚えていた。

さっきまで自分を取り囲んでいた人達は威圧感があったが、アスカにはそれが感じられない。

それに、怒っていると言っていたのに、優しく話しかけてくれている。

それを見ていると、つい話したくなる自分がいる事に気づくルーテシアだった。

「ルールー!話す事なんてないぞ!」

ルーテシアの変化に気づいたアギトが怒鳴り声を上げた。

「どうせこいつらも調子のいい事を言って、用がすんだらポイだ!」

「こいつら”も”?」

アスカはアギトの言葉に引っかかりを感じる。

(どういう事だ?この二人とガジェットは繋がりがない?いや、そうじゃない。利害一致しているから協力体制はとっているって所か?じゃあ、スカリエッティとルーテシアの目的は別?)

アギトの言葉からアスカはここまで連想した。だが、だからと言って何かが解決した訳ではなかった。

「アギト……」

どうしたらいいのか分からなくなったのか、ルーテシアは困ったようにアギトを見る。そこに……

『ハァ〜イ、ルーお嬢様』

場違いなまでに脳天気な念話がルーテシアに届いた。

『クアットロ?』

『何やらピンチのようで。お邪魔でなければ、クアットロがお手伝い致しますが?』

緊張感の無い、どこか人をくったようにクアットロは言う。

『……お願い。なんか、いろいろ喋っちゃいそうだから』

ルー
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