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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十四話 ナンバーズ 2
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ている。
「ちょっといいッスか?」
それまで様子を見ていたアスカがルーテシアの前まで移動してきた。
「ん、何だ?」
ヴィータがアスカを見る。
「ちょっとだけオレに任せてもらえませんか?ダメならすぐに引っ込みますんで」
「……いいだろう、やってみろ」
今のままでは埒が明かないと考えたヴィータは、アスカにやらせてみる事にした。
その途端、それまで大人しくしていたアギトが騒ぎ始める。
「やい、てめぇ!ルールーに変な事をするんじゃないだろうな!」
何をどう思ったのか、アギトが怒鳴りつけるがアスカはそれに付き合わない。
「ちょっと黙ってろ」
アギトを軽くいなして、アスカは両膝をついてルーテシアと同じ目線になる。
「お前、名前は?」
「……」
ルーテシアは目を瞑ったまま答えない。
「あっちの融合騎、アギトって言ったか?あいつがお前の事を”ルールー”って呼んでいたけど、それが本名か?それとも愛称か?」
「……」
無反応である。
「……まいいや。じゃあ本題だ。オレは今、怒っている。何でか分かるか?」
「……?」
ルーテシアは初めてアスカを見た。
スバルやティアナは、自分の身元、事件を起こした動機など聞いてきたのに、目の前の少年は怒っている理由が分かるかと聞いてきた。
なぜそんな質問をするのだろう?
「地下水路で、お前はオレの大事な仲間に攻撃した。だから怒っている」
怒っていると言っているが、口調は穏やかだ。
「オレ達は管理局員だ。戦闘で怪我するなんて当たり前だけど、仲間が怪我をすると、凄く悲しいんだよ。分かるか?」
「……」
コクン
ルーテシアは頷いた。初めて、反応を示したのだ。
「そうだよな。お前だって友達が怪我をしたら嫌だろ?アギトが怪我をしても平気か?」
「……」
フルフル
首を横に振るルーテシア。
「うん、そうだよな。友達が怪我をしたら悲しい。何だ、お前はオレ達と同じじゃん」
「?」
アスカの言っている意味が分からず、ルーテシアは首を傾げる。
「友達を大事にするって所がだよ。そう思わないか?」
「……」
ルーテシアはジッとアスカを見つめる。
(同じ?この人と私が?)
「難しい事じゃない。アギトだって、お前が心配で、大切に思っているから助けにきたんだろ?オレだって、仲間が困ってたら助けに行くよ」
優しく語りかけ、アスカはルーテシアの目を見つめる。
「あ……」
その瞳に魅入られるに、ルーテシアもアスカの目を見つめた。
「お前がレリックを必要としているなら理由を教えてくれないか?お前個人が必要としているのか
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