第四章
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「ここまでならなかったかもな」
「そう思うと凄いな」
「わし等石炭は暖を取ったり食いものの火に使っていたが」
「それだけだったんだが」
「それがな」
「ふと思って」
機械を動かすのに使えるかとだ。
「そこからはじまったか」
「いや、凄いな」
「そうだよな」
「そんなことがあるんだな」
「世の中凄いな」
「思いつきから今に至る」
「そんなことがあるんだな」
「思いつきというか閃きか」
サイクロプスの科学者はコボルト達にあらためて話した。
「そしてそれを実現させるものがあればな」
「この場合は石炭か」
「まあそれを見て閃いたんだが」
「その閃きを実現するものがあれば」
「それでか」
「ことは進むんだな」
「そうなるんだな」
「そういうことだな、じゃあウランは後々でな」
危ういところがあるのでそれでというのだ。
「調べてからどう使うか考えるにしても」
「石油はか」
「これからも掘っていって使う」
「そうしていくんだな」
「そうするな、しかし思うことは」
サイクロプスの科学者が思うことはというと。
「閃きとそれを実現させるものがあると」
「世の中は変わる」
「そうなるんだな」
「じゃあこれからもな」
「色々掘っていくか」
「そうしていくか」
「ああ、中には危ないものもあるが」
それでもというのだった。
「これからも頼むな」
「よし、じゃあな」
「これからも頑張っていこうな」
コボルト達はお互いに話してそうしてだった、色々なものを掘っていった。ウランも実際に安全に使える様になり。
ウラン以外のものも掘っていった、世の中は科学だけでなく魔術や錬金術、それに超能力も発展し以前とは比べものにならない世界になっていた。
それで鉱山で働くコボルト達の生活も仕事も一変していて新たな科学技術も使って掘っているとだった。
また新たな資源を堀りだした、そうしてすぐに科学者達を呼んでこの資源についての詳しい話をした。
「これをどう使うか」
「今度はどういった使い途があるんだろうな」
「ちょっと調べてくれるか?」
「そうしてくれるかい?」
石炭からはじまった資源と技術の関係はまだ続いていた、それが何時終わるのかは誰にもわからなかった。だが。
彼等はその資源も堀り続けた、その資源の機械や技術での使い方も調べられて科学ひいては他の分野でも使われだした。それでコボルト達は堀り続けた。
「これからもな」
「どんどん掘っていくぞ」
「新たな技術の為に」
「今の世の中の為にもな」
「俺達は掘っていくぞ」
こう考えて掘っていっていた、もう機械の為に掘るのか科学の為に掘るのか世の中の為に掘るのかではなくなっていた。彼等はただ掘りたい為に掘る様になっていたがそれでも構わ
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