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エアツェルング・フォン・ザイン
そのさんじゅうに
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「んじゃ」

さてと、フラン達の所に戻りますかね…





部屋に戻ると、二人共眠そうにしていた。

「ふぁぁ〜」

「うーっす。フラン、レミィ。
今からお休みか?」

「んー。うん」

「ええ、そうね」

あ、一つ聞き忘れてた。

「俺って太陽の下に出て大丈夫だよね?」

一応スカーレット姉妹はデイウォーカーだし、俺はダンピールだ。

「ええ、恐らく大丈夫よ」

「そっか、じゃぁ、俺はここら辺で」

「ばいばーい…お兄様…ふぁ…」

「おうお休み、フラン。レミィもな」

「ええ、また何時でも来てちょうだい」

二人に見送られ、紅魔館を後にした。

澄んだ空気の中の太陽に照らされていると、少し気だるい。

「葵…」

side out












side someone

もう…まったく。

『アイツ』はやっぱり『あっち』なんですかね…

「おーい、どうしたんだい早苗?」

「いえ、何でもないですよ『神奈子』様」

『オレ』を置いて逝ってしまった『アイツ』…

せっかく『私』も追ってこっちの世界に来たのに

早く、会いたいです。
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