そのさんじゅう
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れに、どうやら貴方はフランの能力を免れる事も出来そうよ」
「"ありとあらゆる物を破壊する程度の能力"をか?」
「ええ、フランの魔力が、その自殺とも取れるような事象を防ぐわ」
ふーん…としか言い様がない。
だからなんだ? という感じだ。
「練習すればフランの能力も使えるかもしれないわよ?」
「フランが拗ねそうだからやめとく」
「あの子の事だからむしろ喜ぶと思うわ」
そんな物かねぇ?
「あ、そうだわ。ザイン、貴方フランに血を吸われてオーガズムを感じたかしら?」
は?
「オーガズム…って要するに性的快楽か?」
「態々言葉を濁さなくてもいいわよ。
で?どうだったのかしら?」
仮にも女子なんだからもう少し恥じらいを持てよ…
「よく解らん、というのが答えだな。
確かに血を吸われている時に快楽を感じたが、それと同等以上の苦痛も感じた」
「成る程、眷族化を促す快楽と貴方自身がそれを拒む苦痛という所かしら…」
「あのさぁ、真面目に考察してる所悪いけど、少しは俺の男としてのプライドも考慮してくんない?」
「男?幼児の間違いでしょう」
いや、確かに俺の今の身長はパチュリーの半分くらいで、フランよりも低いけどもさぁ…
一応"星騎士"化すれば元の…前世の姿に限り無く近い体格身長になれるのは、ルーミアと会った時に確認している。
「私の用事は終わりよ。咲夜!」
「はい、パチュリー様」
音もなく咲夜が現れて、ちょっとビビった。
「私の用は終わったから、彼をレミィ達の所へ連れていってあげなさい」
「かしこまりました」
図書館を後にし、咲夜に連れられ、食堂へ向かうのだった。
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