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エアツェルング・フォン・ザイン
そのにじゅうろく
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どちらの技もギリギリで避ける。

そして…

「ジェネレート!クリスタル・エレメント!
ジェネレート!メタル・エレメント!」

頭上に、鏡の箱を造り出す。

「ジェネレート!ルミナス・エレメント!」

手を掲げ、周りのリソースを集める。

さっき、魔理沙がマスタースパークを使ってくれたお陰で大気中にはリソースが漂っている。

莫大な光の力が鏡の箱と共にある。

「〈神聖札ソルスの威光〉……ディスチャージ!」

パリン!と音がして、鏡の箱が砕け散る。

そして解放された莫大な量の光素が、光と化した。

「きゃぁ!?」

「目が!?」

さーてと、今の内に…

「あ〜ばよ〜とっつぁ〜ん」

三十六計逃げるに如かず。












「よう玉藻」

「あ〜お帰りご主人」

人里に戻ると、玉藻は団子屋でみたらし団子を頬張っていた。

「おっちゃん、俺にもちょうだい」

「おお、講師さんじゃねーか!
みたらし団子でいいのか?」

「おう」

みたらし団子を受け取り、玉藻の横に座る。

「ご主人、どこに行ってたの?」

「博麗神社。ちょっと紫と話して来た」

「ふーん…」

「あと霊夢と魔理沙から弾幕ごっこ挑まれたから逃げてきた」

「なんで?」

「面倒くさいじゃん」

「ふーん」

「団子食ったら帰ろうぜ」

「ん!わかった!」

玉藻の頭をぽふぽふと撫でると嬉しそうに笑った。

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