そのにじゅういち
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ねーねーお兄様」
「どうしたフラン?」
「お兄様とアリスって結婚してるの?」
「ぶふぁっ!」
フランの何気無い一言に俺は呑んでいた酒を吹き出した。
「私がこのバカと?無いわね」
「振られましたね、ざまぁ…」
ぶん殴るぞ居眠り門番。
咲夜と美鈴はそれぞれレミィとフランに付いている。
つまりフランの近くにはこの居眠り門番が居るわけで…
「おい…フラン、どうしていきなりそんな事を…?」
「んーっとね〜気になったから〜」
と言ってコップに入った酒を呑む。
その頬にはほんのりと朱が浮かんでいた。
「しまった…フランって酒呑むの初めてじゃねぇか…」
先程フランが自分も呑みたいと言ったのでアルコールの低い酒を渡したのだ。
オニキス・ミード、その名のように黒い蜂蜜酒だ。
効果は一杯/MEN(精神力、魔法防御)1UPだ。
ミードのアルコール度数は1%以下(アルゴ談)らしいので飲ませたが…
「ふふふふ〜…」
酔ってる…
「おい、フランこの指何本だ?」
と言って人差し指を立てる。
「あ〜お兄様が三人だぁ〜」
「明らかに酔ってる!?」
「よってにゃいれすよ?」
「見事に御約束の返しじゃねーか!」
あー…コレどうしようか…
さっき魔理沙にやったみたいにポーション(まさか酔い覚ましになるとは…)を飲ませるか?
でもなぁ…せっかく気分良くやってるのに水を差すのもな…
でもな…
うーん…咲夜に聞こうかな
「咲夜ー」
「どうされましたか?」
呼んだ瞬間に現れた、流石は時間操作系能力者だ。
「フラン…どうしたらいいと思う?」
「先ほどの薬は使われないのですか?」
「うーん…せっかく気持ち良さそうなのを邪魔するのは悪いし…
かと言ってこのまま放置も不安だし…」
「妹様にとっては初めてのパーティーです…」
「あら?どうかしたのかしら?」
あ、レミィが来た。
「フランを酔わせたままにするか醒まさせるかって話だ」
「放置して大丈夫だと思うわ」
ふむ、レミィがそう言うならそれでいいか…
そう言えば…
「なぁ…レミィ」
「なんだザイン?」
「妹に身長抜かれた気分ってどんな感じ?」
「私が気にしてる事を言うな!」
レミィが子供っぽい仕草で怒る。
うん、なかなかカワイイな」
「にゃっ!?かっ、かわっ!?」
ん?どした?
俺が不思議に思っているとアリスがしゃがんで教えてくれた。
「口に出てたわよ」
マジか…
俺は真っ赤になったレミィを見て思う…
弄りたい!
俺はふわ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ