暁 〜小説投稿サイト〜
エアツェルング・フォン・ザイン
そのじゅうなな
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
元』人間だ。今は妖精だな」

そう言って、背中から翅をだす。

ノームの紋章とそこから生える二対四枚の翅だ。

幻想郷での普通の妖精には翅の付け根に紋章など無い。

俺の前世の証だ。

「コレが俺の翅だ」

まぁ心意之翼はまた別の形だがな…

「わぁー!綺麗ー!」

とフランが俺の翅を見ていた。

「フランの翅も綺麗だぞ」

「本当?」

「ああ」

「わーい!」

フラン羽がシャラランと音を経てた。

「宝石みたいで綺麗だよ」

「じゃぁあげるー!」

「は?」

何言ってんの?

「これねー時々落ちるの。それでまた生えてくるの」

どういう事だ?

「だからねー、コレと同じのが沢山あるのー!だから後であげるー!」

えーっと?

「レミィ?」

「知らないわよそんな事…」

あ、スゲーへこんでるよコイツ。

にしても生えてくる…羽毛みたいな物か?

「あ、そうそう、ザイン」

「今度はなんだ?」

「今日の夜にここでパーティーするのよ。
だから今日はここに泊まっていきなさい」

うーん…どうしようか…

アリス置いて来ちゃったしな…

「あー…呼びたい奴が居るんだがいいか?」

「かまわない。誰なんだ?」

「俺が世話になってる人さ」

「そうか、パーティーは18時からだ。それまでに呼んでおけ」

「ああ…………そうだ、フランと一緒に行っていいか?」

「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

いや、長ぇよ。

「美鈴を連れて行くならいいぞ」

うげ…よりにもよって美鈴かよ…

まぁ…なんとかなるか…

「わかった、美鈴を連れて行く」

俺はポケットからムービー・クリスタルを取り出す。

「コレ、渡しとくぞ」

と咲夜に放り投げる。

「何ですかコレ?」

「俺達が出ていったあとにムービー・オンって言ったら面白い物が見れるぞ。
恐らくレミィも気に入るだろう」

中身は門番が落書きされる動画だ。

「………わかりました」

咲夜が了承する。

「じゃぁ、出て来る」

「まだ昼前だぞ?何処まで行くつもりだ?」

「フランとゆっくり歩きたいのさ。
な、フラン?」

「うん!」

フランはニパーっと笑って頷いた。

「はぁ…しょうがない…まぁ行くがいいさ。だがフランにもしもの事があれば…」

とプレッシャーを放つレミィ。

「わかっているさ…」

「早く行こ!」

とフランに袖をつかまれる、俺が100きらいでフランが130前後なので姉弟に見える。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ