そのじゅうなな
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元』人間だ。今は妖精だな」
そう言って、背中から翅をだす。
ノームの紋章とそこから生える二対四枚の翅だ。
幻想郷での普通の妖精には翅の付け根に紋章など無い。
俺の前世の証だ。
「コレが俺の翅だ」
まぁ心意之翼はまた別の形だがな…
「わぁー!綺麗ー!」
とフランが俺の翅を見ていた。
「フランの翅も綺麗だぞ」
「本当?」
「ああ」
「わーい!」
フラン羽がシャラランと音を経てた。
「宝石みたいで綺麗だよ」
「じゃぁあげるー!」
「は?」
何言ってんの?
「これねー時々落ちるの。それでまた生えてくるの」
どういう事だ?
「だからねー、コレと同じのが沢山あるのー!だから後であげるー!」
えーっと?
「レミィ?」
「知らないわよそんな事…」
あ、スゲーへこんでるよコイツ。
にしても生えてくる…羽毛みたいな物か?
「あ、そうそう、ザイン」
「今度はなんだ?」
「今日の夜にここでパーティーするのよ。
だから今日はここに泊まっていきなさい」
うーん…どうしようか…
アリス置いて来ちゃったしな…
「あー…呼びたい奴が居るんだがいいか?」
「かまわない。誰なんだ?」
「俺が世話になってる人さ」
「そうか、パーティーは18時からだ。それまでに呼んでおけ」
「ああ…………そうだ、フランと一緒に行っていいか?」
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
いや、長ぇよ。
「美鈴を連れて行くならいいぞ」
うげ…よりにもよって美鈴かよ…
まぁ…なんとかなるか…
「わかった、美鈴を連れて行く」
俺はポケットからムービー・クリスタルを取り出す。
「コレ、渡しとくぞ」
と咲夜に放り投げる。
「何ですかコレ?」
「俺達が出ていったあとにムービー・オンって言ったら面白い物が見れるぞ。
恐らくレミィも気に入るだろう」
中身は門番が落書きされる動画だ。
「………わかりました」
咲夜が了承する。
「じゃぁ、出て来る」
「まだ昼前だぞ?何処まで行くつもりだ?」
「フランとゆっくり歩きたいのさ。
な、フラン?」
「うん!」
フランはニパーっと笑って頷いた。
「はぁ…しょうがない…まぁ行くがいいさ。だがフランにもしもの事があれば…」
とプレッシャーを放つレミィ。
「わかっているさ…」
「早く行こ!」
とフランに袖をつかまれる、俺が100きらいでフランが130前後なので姉弟に見える。
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