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エアツェルング・フォン・ザイン
そのじゅうろく
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見ろォォォォォ!」

懐から一枚の写真を取り出す。

それは…

「それを寄越せぇぇぇぇぇ!」

美鈴の落書きされた写真だ。

「やーだねー!」

俺はヒョイヒョイと美鈴の攻撃を避ける。

怒りで攻撃が単調になっている。

当たればかなりのダメージだが視線でバレバレだ。

「おい!フラン!」

「なぁに?」

「これを見ろ!」

俺はフランに写真を渡す。

それを見たフランは…

「アッハッハッハ!なぁにコレ!面白い!」

爆笑していた。

一方美鈴はフランに笑われて凄く落ち込んでいた。

Orz状態の美鈴、そこに追い討ちをかける咲夜…

「美鈴?」

「さっさっさ、咲夜さん!?」

「アナタ…お嬢様の客人に何をしているの?」

とナイフを取り出す。

「い、いや、コレはですね…」

「問答無用!」

ヒュッ!トスッ!

「ニャァァァァァァ!ナイフがぁ!ナイフが頭に!」

「反省しなさい」

「あい…」

俺は玉藻を小さくさせフランに抱かせてやる。

「メイド長、お嬢様が呼んでるのだろう?」

「はい、直ぐに案内致します。
ウチの門番が申し訳ありません」

「いや、気にするな」

俺とフランは咲夜に連れられ、レミィの下へ向かった。

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