10部分:第三話 高校生と大学生その二
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ですよ」
新一君は今の漫画三つ聞いてすぐに言葉を返しました。
「じゃあそれもですね」
「ええ、御願い。はい」
井本さんの奥さんもお金を新一君に手渡しました。何かそれ見ていたら私も雑誌が欲しくなりました。それで彼に言いました。
「私もいいかしら」
「あっ、小学生のファッション雑誌でしたっけ」
「本当に怒るわよ」
また言い出したんでむっとして見返しました。
「漫画よ。いい?」
「ジャンプとか?」
「いえ、それじゃなくて」
ジャンプは最近読まなくて。それで今は。
「マガジンZ御願いね」
「先輩もマニアックじゃない?それって」
「まあそうかも」
自分でも女の子が読む雑誌じゃないかなって思うんですけれど。この前たまたま新一君が読んでるの見ていたら好きになったんです。
「けれど。いいでしょ?」
「別にね。僕も好きだし」
元々彼が買っていましたし。何か仮面ライダーとかウルトラマンとか真剣な顔で読んでいたんです。学校でもかなり読んでるみたいです。
「それじゃあそれだね」
「ええ、御願い」
お財布からお金を出して手渡します。
「じゃあね」
「うん。じゃあ・・・・・・って」
彼が出ようとしたら目の前に。その山村先生がいました。すっごい威圧感のある風貌の角刈りの方が堂々と立っておられました。
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