暁 〜小説投稿サイト〜
ロボスの娘で行ってみよう!
第17話 エル・ファシルの英雄達
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
レの命令にウランフが不敵な笑みを浮かべて敬礼して了解をする。

「敵は、バラバラですな。一つ教育してやります」
映像が切れるとウランフは艦隊に命令を出した。
「さあ、敵を撃破するぞ、撃って撃って撃ちまくれ!」

急進撃するウランフ分艦隊、その左右をムーア分艦隊やボロディン分艦隊が追撃していく。
各旗艦で一斉に命令が下る。
「「「ファイヤー」」」

ビームの奔流が次々に敵艦の上面へ直撃を与えていく、一瞬で帝国艦が爆炎に消え始める。それでやっと帝国艦隊が気がついたらしく、反撃をしようとし始めたが、敵信を探る通信機には帝国艦隊が滅茶苦茶な命令を出し合っているのが聞こえてくる。

「閣下、敵は混乱しているようです」
「参謀長、此処はたたみかけるぞ」
「はっ」

シトレとサダがイケイケドンドンの攻撃を行い始める。
次々と爆沈する帝国艦艇、そこをスパルタニアンが飛び回り次々に攻撃を加えていく。
帝国艦隊はのたうち回りながら逃げ回る。

第8艦隊では次々に命令が下る。
「斉射三連、撃て!」
「ミサイル発射!」

僅か数時間で帝国艦隊はバラバラに壊走し始めた。
第8艦隊は追撃を開始した。
「敵艦隊壊走していきます」
「よし、追撃する、完膚無きまでに叩きつぶせ!」

それから半日以上追撃を行い次々に沈んでいく帝国艦船、阿鼻叫喚の状態である。
第8艦隊は遂にエル・ファシルへ到着したが、エル・ファシル地上は完全に爆撃と艦砲射撃でクレーターだらけになっており、建物は完全に破壊され尽くされていた、最早当分帰還は無理であろう。

追撃はその後も続き、最終的にアスターテ星系まで追撃された帝国艦隊はバラバラに壊走していった。最終的に輸送船、揚陸艦などには既にイゼルローン要塞に逃げ終えていたが、最終的に艦艇数7589隻、補給艦、工兵艦、揚陸艦など562隻、農奴輸送船870隻で艦艇兵員数96万2945名のうち帰還できたのは、補給艦、工兵艦、揚陸艦など562隻、農奴輸送船870隻と艦艇752隻だけであり、兵員12万8626名と地上部隊9万8755名だけで大敗北であった。更に多くの貴族の一門が戦死や捕虜になり帝国内で大問題が発生したのである。

第8艦隊は、最終的にアスターテ星系で追撃を打ち切り帰還した。シャンプール星系に帰還したのは6月12日の事であった。シャンプールへ帰還した第8艦隊は大歓声を持って迎え入れられた。
既に6月3日にはヤン達が到着していて、マスコミに揉みくちゃにされ、重傷のリンチ司令官とヤン中尉、ラップ中尉達がエル・ファシルの英雄達とマスコミに騒がれていたのである。

リンチ司令官は、自らを犠牲にして民間人を守ろうとし、凶弾に倒れた悲運の司令官として。ヤン中尉は、エル・ファシルへ偶然居合わせながら脱出計画を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ