EATING 12
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げ廻る迅。
「えっと…大丈夫…なのよね?」
「トリオン体だからな。死にはせんし傷も残らんよ」
「そ…そう」
実は迅をぶん殴るの三回目だ。
「で、雪乃下陽乃。俺の部隊に入りたい理由は?」
「強くなりたいから。貴方がボーダーで一番強いんでしょ?」
うーん…そうでもないと言うか何と言うか…
「俺が強いのはトリガーの性能が良いからであって俺自信はそんなに強くないぞ」
「よく言うよ…忍田さんと林道さんにしごかれてて弱い訳無いだろ…」
うん…最近見掛ける度に忍田さんに訓練室に連れてかれるんだよね…
林道さんはそうでもないけど。
「でもなんだかんだで剣だと迅に勝てないし」
「体格的にそれは当たり前だよ。それに天使ちゃんはアタッカーじゃなくてシューターだろ」
まぁそうなんだけどな。
「天使ちゃんがここに来たのは部隊構成の相談でしょ?
天使ちゃんが中〜後衛だから前衛が欲しいね」
前衛か…
「一部隊何人くらい?」
「だいたい一部隊三、四人かな」
んー…だったら…決定かな。
「ああ、じゃぁ、もう決めたよ」
「へぇ…誰にするんだい?」
「羽々斬夜架、雪乃下陽乃。この二人を部隊に加える」
「あら?私から言った事だけど…いいの?」
「ああ、『入れてくれ』と自分で言ったヤツを入れる」
俺の部隊に入りたい、そう言ったのはこの二人だ。
「さて…羽々斬夜架に連絡するか」
その後俺の部屋に戻り、羽々斬夜架を呼び出した。
「信じておりましたわ、我が主様」
と膝を突く羽々斬夜架。
「翼君…貴方…何したの?」
「俺が一番知りたい」
何でこの子は俺を『主様』と呼ぶのか…まぁ今はどうでもいい。
「羽々斬夜架」
「はい」
「雪乃下陽乃」
「うん」
二人の名を呼ぶ。
「俺のチームで戦え」
「はい、我が主様」
「OKだよ翼君」
二人の笑顔は、紛れもなく『本物』であった。
こうして、俺が率いる部隊。
『清輝隊』が結成された。
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