第四十五話 神戸の大工その十一
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「はい、石凝戸邊命は何処に何があるかを教えてくれて」
「つるはしがやな」
「金山彦神はどれだけあるかを、そしてどう掘ればいいかを」
「そっちはそれを教えてくれるんか」
「それでどっちもどんな硬いもんでも砕いて好きなだけ掘らせてくれます」
そうした力もあるというのだ。
「わいが望むだけ」
「それは凄いな、まさに鉱業の申し子やな」
「こっちの世界ではそうですわ」
「そやな、ほなその鉱業とな」
「工業でも」
「頑張ってもらうで」
芥川は川端に笑顔で応えた。
「よろしゅうな」
「それでは」
川端は芥川に笑顔で頷いた、こうして彼も関西の勢力に加わり芥川の人材勧誘も全て終わった。そうして彼は今都に戻ったのだ。
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