第一幕その五
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「最澄さん、天台宗について書くよ」
「そうするのね」
「それじゃあ今はなのね」
「空海さんのことに専念して」
「最澄さんは次」
「そうするんだ」
「うん、それで宗教学部の先生ともお話をしているんだ」
仏教のその先生ともです。
「空海さんについてね」
「専門の先生ともなんだ」
「お話してるんだ」
「それじゃあだね」
「そちらの先生ともお話をして」
「高野山にも入って」
「本も読んでいってだね」
「論文を書くよ、しかし仏教といってもね」
今度はこの宗教自体のお話もする先生でした。
「日本の仏教と中国の仏教、タイの仏教は全く違うんだよね」
「あっ、言われてみれば確かに」
「同じ仏教でも全然違うね」
「カトリックと国教会と正教以上にね」
「全然違うわね」
「しかも日本の各宗派もかなり違うんだ」
各国で違うと共にというのです。
「真言宗と臨済宗、浄土真宗と日蓮宗でね」
「色々な宗派があって」
「それぞれの宗派でも全く違うの」
「日本の宗教は」
「そうなんだね」
「そうだよ、例えば日蓮宗は法華経に重点を置いていてね」
このお経にというのです。
「臨済宗は禅、浄土真宗や悪人正機説を唱えているしね」
「本当にかなり違うみたいね」
「そうだね」
「同じお坊さんやお寺って思ったら」
「これが」
「そして真言宗は密教なのは言ったね」
空海さんのその宗派のお話もするのでした。
「印を結んで真言、呪文になるかな。それを唱えてね」
「何か漫画であった?」
「王子が読んでいた日本の漫画に」
「陰陽道か何かみたいに」
「日本の魔法使いみたいに」
「魔法使いっていったらそうかな」
先生も否定しませんでした。
「陰陽道の陰陽師にしてもね」
「呪文を唱えるってなると」
「印はイギリスにはないけれど」
「そういえば色々な儀式もするし」
「そう考えたらね」
「そうだね、実際にね」
動物の皆は先生の真言宗についての説明にイギリスの魔法使い、映画や小説に出て来る彼等に似ていると思っていて先生もそう思っていました。
「似ているね」
「そうだよね」
「何かね」
「真言宗のお坊さんって日本の魔法使いなんだ」
「陰陽師と同じで」
「あと修験者もそうなるけれどね」
こちらの人達のお話もする先生でした。
「強いて言うなら修験者の人達はドルイドかな」
「ケルトのだね」
「先生ケルトのことも勉強してるけれどね」
「その修験者の人達はそっちなんだ」
「ドルイドなの」
「そうなるね、それで真言宗にお話を戻すとね」
あらためてそうするのでした。
「道具も持ってるし曼荼羅っていう仏教の仏様達を描いた絵も使ったりね」
「増々魔法使いだね」
「イギリスにいるね」
「そんな感じ
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