第一幕その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ここはね」
「そうですよね」
「しかもオズマやグリンダの魔法で造られているから」
「人手はですか」
「かかっていないから」
「それは凄いですね」
「ああした宮殿は人手もお金もとんでもなくかかるけれど」
造るに際してです。
「この宮殿は違うから」
「魔法で造られているから」
「人手はかからないしすぐに出来るし」
「オズの国はお金もないですから」
カルロスはこのことをお話に出しました。
「だからですね」
「そう、何の苦もなくね」
「造られているんですね」
「そうよ、とんでもない人でもお金もかかってなくて」
「時間もですね」
「かかっていないの」
「それはいいことですね」
「そうでしょ、オズの国ならではよ」
こうした巨大な宮殿を造ってもというのです。
「人手もお金もかからないことは」
「オズの国は本当に凄いですね」
「魔法の力でね」
「そういえば作業用の車両とかも」
「全部魔法で動かせるものもあるでしょ」
「はい」
オズマやグリンダが動かすものです。
「そうですよね」
「そういうものもあるし」
「だからですか」
「普通にね」
それこそというのです。
「すぐに完成もさせられるのよ」
「そういえば昔は」
ここでカルロスはあることについて思いました、そのこととは一体どうしたものかといいますと。
「機械もなくて」
「外の世界には魔法もないわね」
「はい、立派な宮殿を造ろうと思えば」
それこそというのです。
「大変でしたね」
「そうだったわね」
「けれど今は」
「ショベルカーもトラックもブルドーザーもあるわね」
こうしたものは外の世界だけでなくオズの国にもあります。
「何でも」
「はい、しかもオズの国では魔法で動かせるものもあって」
「建設工事も楽に出来るのよ」
「科学もあってですね」
「オズマとグリンダの魔法もあってね」
「つまり科学と魔法が合わされた」
カルロスはオズの世界のこのことに思いを馳せました。
「凄い力になるんですね」
「その通りよ」
「こんな立派な宮殿もすぐに造られる」
「そこまでの力になるのよ」
「凄い力ですね」
「そうでしょ、オズの国にいれば」
それこそというのです。
「こうした沢山の素晴らしい力を見られてね」
「実感もですね」
「出来るのよ」
両方をというのです。
「凄い国でしょ」
「外の世界では考えられない位に」
「それがオズの国ということよ」
「この国にいると本当にね」
「驚くことばかりで」
ジョージと神宝も唸って言います。
「科学と魔法が一緒にあって」
「両方が合わさっていてね」
「他にも不思議なことが一杯で」
「飽きることがないのよね」
ナターシャと恵梨香も二人でお話をし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ