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大阪のろくろ首
第二章
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太は明菜の首が延びることが怖くてだ、ある日彼女が帰ってから母に言った。
「あの、先生一つだけ困ったことがあるんだけれど」
「ろくろ首だってこと?」
「うん」
 その通りだというのだ。
「それだけどうにかならないの?」
「別にいいじゃない」
 母は切実な顔の翔太に素っ気ない顔で答えた。
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