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駄目親父としっかり娘の珍道中
第6部
柳生編
第84話 何時の時代も上司には苦労させられる その1
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ない。

「銀時が怪我したって聞いて。私居ても経ってもいられなくて・・・」
「へぇ〜、そうなんだ・・・で、本心は?」
「なのはと一つ屋根の下で寝泊まり出来るヤッホーイ! 後、ついでにあわよくば邪魔な天然パーマを亡き者に出来るおまけつき」
「俺の命がおまけつきかよ! 俺は駄菓子屋に売ってる玩具についてるラムネか何かか!?」
「そんな上等な代物な訳ないじゃない」
「相変わらず可愛くねぇなぁおい。お前少しは原作と合わせる努力しろよ。あっちの方がまだちったぁ可愛げあんじゃねぇの?」

 彼女の本心を知っている銀時だればこそ彼女を可愛いとは到底思えない。
 もし、少しでも心を許せば一太刀の下に命を刈り取られてしまうのは必定であろう。

「銀ちゃぁん! これ読み終わったんやけど次の巻とかあらへんかぁ?」
「はやてぇ、読み終わったんならそれ読ませてくれよぉ」

 隣の部屋ではこれまた何で来たのか疑問になるが、はやてとヴィータの二人が漫画に夢中になっていた。
 もちろん、新八も其処に居る。

「おい、何でお前らまで来てんだよ? オールスター勢ぞろいってか? 喧しいこと山のごとしじゃねぇか!」
「えぇやないか。私ら暫く出番なかったんで暇やったんやし。、銀ちゃんが怪我したって聞いて『なのはちゃんとお泊り会だヒャッホー』なノリで来たんやし」
「私は暇だからついで感覚で見舞いに来てやっただけだけどな」
「要するにてめぇら全員なのは目当てって事かよ。んで、俺の事はついでとかおまけ感覚!? 何この嬉しくない見舞いは。さながら見舞いの品に嫌いな食い物ばっか詰められて持ってこられたみたいな嫌な気分なんだけど」

 正直見舞いに来てもらってるのか命取りに来てるのか疑問に思えたりする。
 それも、逃げ道のないデッドオアダイと呼ぶべき場所に―――

「もう少し待って下さいね。今なのはちゃんがおかゆ作ってるみたいですから」
「へぇ〜、てっきりお前がダークマター作るかと思ってたけど違うんだな」
「もう、何言うんですか銀さんったら。そんな事言ってると間違って首撥ねちゃいますよ」
「間違ってやるレベルじゃないよね。確実に確信犯だよねそれ!?」

 言ってる時、お妙の薙刀の刃が銀時の首元に充てられていた為に身震いが絶えない銀さん。

「大丈夫よ。私だったら間違いなく貴方の脳髄を抉り出すから」
「怖いんだけどぉ! 何、何でそんなバイオレンスかつグロテスクな事平気で言えちゃうのフェイトちゃぁん? 君原作じゃもっと大人しい感じだったよねぇ。何で此処だとサディスティックになっちゃってるのぉ!?」
「知らないわよ。あんまり五月蠅いとそのうざったい天然パーマ刈り取って丸坊主にするけど良い?」
「良くないから! ダメだから! 主人公がク〇〇ンヘアー
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