第六千九百四十一話 不気味な噂
[8]前話 [2]次話
第六千九百四十一話 不気味な噂
謎の少年についてです、ドイツはある噂を聞きました。その噂は一体どういったものかといいますと。
「ボーデン大公家にか」
「はい、どうもお生まれになってすぐに亡くなられた方がいまして」
ドイツ妹がお兄さんにお話します。
「若しかして、です」
「その人とか」
「関係あるのではとです」
謎の少年についての噂が出ているというのです。
「言われていますが」
「その可能性はあるな」
ドイツもこう考えました。
「では、だな」
「はい、ボーデンさんに聞いてみますか」
「いや、長い間牢獄に入れられていたのだ」
そうした人だからというドイツでした。
「若し大公家に関係があってもな」
「大公家の人が言われるとはですね」
「思えない」
こう妹さんに言うのでした、ニュルンベルグに出た謎の少年のことは思わぬ方向に進もうとしていました。
第六千九百四十一話 完
2018・3・30
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ