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ヘタリア学園
第六千九百四十一話  不気味な噂

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第六千九百四十一話  不気味な噂
 謎の少年についてです、ドイツはある噂を聞きました。その噂は一体どういったものかといいますと。
「ボーデン大公家にか」
「はい、どうもお生まれになってすぐに亡くなられた方がいまして」
 ドイツ妹がお兄さんにお話します。
「若しかして、です」
「その人とか」
「関係あるのではとです」
 謎の少年についての噂が出ているというのです。
「言われていますが」
「その可能性はあるな」
 ドイツもこう考えました。
「では、だな」
「はい、ボーデンさんに聞いてみますか」
「いや、長い間牢獄に入れられていたのだ」 
 そうした人だからというドイツでした。
「若し大公家に関係があってもな」
「大公家の人が言われるとはですね」
「思えない」
 こう妹さんに言うのでした、ニュルンベルグに出た謎の少年のことは思わぬ方向に進もうとしていました。


第六千九百四十一話   完


                2018・3・30

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