暁 〜小説投稿サイト〜
聖戦士ダンバインから40年後のバイストンウェル
ダンバインの世界に憧れた男
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逃がさん」

 オーラソードライフルに持ち替えると、ゲアガリング目掛けて撃ちまくった。
 ゲアガリングから発進してくるオーラバトラーも、まとめてゲアガリングは粉砕された。
 残り半分の城も吹き飛ばし後は逃げ出した、地上人のオーラバトラーの始末だけだった。
 高速で近づきビームソードで、次々落としていく。
 だがタクヤも全身血まみれで、息も荒かった。
 最後の1機を始末した時、意識が朦朧とし途切れかけていた。

 タクヤ「て、転移!」

 最後の力を振り絞り、エの国エー・パス城に帰って来た。
 そこで意識が途絶えた。

 ミランダ「救護班を急げ。死ぬなよ、タクヤ」

 タクヤは4日目に意識が戻った。

 タクヤ「ここは痛つう!」
 ミランダ「まだ起き上がるな。全身の骨にひびが入っている。無茶しすぎだ」
 タクヤ「神様とミランダとの約束だからな。まだ死ぬ訳にいかない」
 ミランダ「お前は・・・フの国は壊滅した。残り3国が争って領地を奪って行ったそうだ」
 タクヤ「所詮そんな関係だ」
 ミランダ「同盟も解消され、今は3国で潰し合いをしている」
 タクヤ「リの国は?」
 ミランダ「動いて無いね。同盟の話もどうなったか」

 その時家臣の一人が駆け込んできて、ミランダに耳打ちをした。

 ミランダ「強獣が出た。久しぶりに暴れて来るわ」
 タクヤ「嘘が下手だな、ミランダ。どうせリの国が攻めて来たのだろ」
 ミランダ「あんたは寝ていな。リの国位あたし達で追い返してやるよ」
 タクヤ「すまんが頼む。情けないな」

 ミランダ達が出撃すると、タクヤは着替え始めた。
 そして転移で国境近くに行くと、ビルバインを出しリの国の軍勢に向って行った。

 タクヤ「ガロウ・ランも顔負けの卑しさだな、シュンジ」
 シュンジ「お前は倒れていた筈、何故ここへ」
 タクヤ「俺の体など、どうでもいい。バイストンウェルに安息をもたらす為に貴様を討つ」
 シュンジ「ほざくな!」

 タクヤの目の前を、リの大型戦艦ヨルムーンガンドが塞いだ。

 タクヤ「目障りだぁ!」

 オーラソードを抜くと、フルパワーで切り裂き撃破した。

 シュンジ「ザン団長! 貴様よくも」
 タクヤ「貴様らが仕掛けて来なければ、死なずに済んだ。貴様の責任だろうが」
 シュンジ「うるさい!」

 タクヤは痛みを堪えながら、リの強者を次々撃破して行った。

 シュンジ「貴様は!!」
 タクヤ「くたばれ、シュンジ!!」

 シュンジの剣はビルバインの頭部を貫いたが、タクヤの剣はガドラムのコックピットを貫いた。

 シュンジ「ゴード王約束を守れず、すみま・・・・」

 シュンジのガドラムは爆散し散って行った。


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