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レーヴァティン
第四十七話 海はなけれどその十三
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法しか考えていない。
「口から出るか」
「つまりそこが出入り口だね」
 淳二も言ってきた。
「つまりは」
「ああ、口一択だよ」
「そうだよね」
「もう一つから出たらな」
「もう完全に、だからね」
「うんこだからな」
 それになるからだとだ、久志は淳二にこれ以上はないまでに強く言った。
「そこから出てたまるかよ」
「そうだよね」
「若し中に入ってもな」
 それでもというのだ。
「そうするからな」
「それじゃあね」
「ああ、そのクラーケンのところに行こうな」
 こうした話をしつつだった、一行は船で七人目の場所に向かっていた。彼等は湖の上でも普段の彼等であった。


第四十七話   完


                 2017・12・25
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