異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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自由自在に操れる上”時間移動”までできる人物が遊撃士協会に所属しているって……!」
「ふふっ、まさに”遊撃士協会の人脈恐るべし”、と言った所でしょうか。」
「いや、それでも限度があるだろう………」
「何にしても、その人物もわたし達が自分達の世界に帰還する為に必須となる人物になるでしょうね。」
苦笑しながら答えたミシェルの説明を聞いたユウナは信じられない表情で声を上げ、微笑みながら答えたミュゼにクルトは呆れた表情で指摘し、アルティナは静かな表情で推測した。
「話をメンフィルの件に戻すけど………メンフィルはエレボニアを2度も敗戦させた程の強国だけあって軍は精鋭揃いの上特に皇族や将軍クラスに関してはとんでもない使い手ばかりで、前皇帝の”英雄王”リウイ・マーシルン前皇帝は強者揃いのメンフィルでもトップクラスの実力を持っているだけあって”七日戦役”で”結社最強の”執行者”――――No.T”劫焔のマクバーン”を無傷で討ち取ったらしいのよ。」
「それと1年半前の時点で”英雄王”を含めたメンフィルの精鋭部隊によって結社の”盟主”や”蛇の使徒”の約半数が討ち取られた事で、トップや最高幹部の半数を失った今の結社は”残党”と化した事で”裏”の勢力としてはかなり衰退していると推測されているわ。」
「更に補足すると”西風の旅団”、”赤い星座”も過去結社に雇われた事でメンフィル軍とぶつかり合った事によって両団長を討ち取られた事に加えてかなりの数の死者を出したことで、双方の猟兵団が衰退したのもメンフィルが原因と言っても過言ではないね。」
「な――――――」
「あの”劫焔”を無傷で………」
「し、しかもあの結社や”西風の旅団”、それに”赤い星座”が衰退するって、どれだけ滅茶苦茶強いのよ、そのメンフィルって国は………」
「なるほど……戦力面に関してもそのメンフィル帝国の協力があれば、全ての敵勢力が連合を組んだ宰相側への対抗策になるでしょうね。」
ミシェル達の話を聞き、メンフィル帝国の凄まじき強さを知ったクルトは絶句し、アルティナとユウナは信じられない表情をし、ミュゼは静かな表情で呟いた。
「しかもそこに加えて、メンフィルには様々な理由によって結社の使い手達の一部も結社から寝返ってメンフィルに所属していて、その使い手の中には”劫焔”と並ぶもう一人の”結社最強”であるあの”鋼の聖女”アリアンロードもいるのよ?」
「えええええええええええええええっ!?」
「一体何があって、あの”鋼の聖女”が結社を寝返って別の組織―――いや、”国”に転属したんだ……?」
「というか今までの話から判断すると現時点で、”結社”に関しては相当戦力が低下している気がするのですが。」
「ふふっ、よりにもよって”結社
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