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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十八話
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りふり…
一夏がそれに手を伸ばす。
掴もうというタイミングでスルリと抜ける。
「あ…」
と一夏が声をあげ、箒を睨む。
再び箒が尾を出し、一夏がつかみ損ねる。
「むぅ…」
それを見て、エレンが口を開く。
「にゃんこだ…」
「はっ…!」
それを聞いた一夏がハッとした顔をして、湯気が出るほど顔を赤くした。
「や、これはその…えっと…」
「仕方あるまい。獣としての本能がそうさせているのだろう?
私とて、この獣の欲には逆らえん」
箒が自分の耳と尻尾を示しながら言った。
「狐って性欲強い動物だったっけか…?」
一夏の呟きは尽く無視された。
そして他の者が一夏を撫で回し、一夏がうっとりとした顔を見せる。
そして、ガラリとコンパートメントのドアが開かれた。
「若、昼はどうするんだ…………ぃぃ?」
入ってきたのはフィグネリア・アルシャーヴィン。
エレンとリムの母親だった。
「………なんで姫に耳と尻尾が…?」
「「「「「「??」」」」」」
箒と一夏以外が、クエスチョンマークを浮かべた。
何故箒だけに言及するのかと。
「そういう術だ気にするな」
と箒が答えた。
それはフィグネリアへの回答でも、このコンパートメントの中の全員への回答でもあった。
「あ、あぁ、そうかい。ならいいや…
あー…えと、昼はどうするんだい?」
停車時間は15分。
その間に弁当を買うなり何なりしなければいけない。
「弁当を買うつもりだ。千冬さん達はどうすると言っている?」
「ヴァナディース達も駅で弁当を買うと言っていた」
「そうか…行くぞ一夏。
ほらみんなも、一夏を弄るのはそこら辺にして」
「えー…おにーちゃんの耳と尻尾…」
円香が名残惜しそうに箒を見つめる。
「後で幾らでもできるだろう?
ほら、時間がないんだ」
「はーい…」
円香が渋々うなずいた。
箒が一夏を抱き上げ、コンパートメントを出る。
それに続いて後の面子も続く。
同時に隣のコンパートメントから千冬達が出てきた。
「む…何故お前達はケモミミをだしている」
二人にケモミミが有ることを知っている者には、認識結界は作用しない。
「いろいろあったんだよ姉さん。触れないで」
「そうか」
列車から降り、購買…と言うには大きい店に集まる。
「で、何食べる?」
一夏が聞いた。
全員がゲテモノでなければ何でもいいと答えた。
「じゃぁ全員並ぶのは不味いから買って来るぞ」
と一夏が箒の腕から出た。
しかし今度は千冬が抱き抱えた。
「なんだよ」
「
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