暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2007話
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 ゆかりと召喚魔法の件で約束した翌日の影時間……俺の姿は、今までにも何度か来ている草原にあった。
 ゆかりやコロマルとピクニックに来たり、倒れている荒垣を一旦避難させる為に移動したりした、あの場所だ。
 そこにいるのは、俺、ゆかり、コロマル……そして、美鶴、真田、荒垣、有里、山岸、アイギス、天田。
 影時間に関係する戦力が、全てここに集まっているといった感じだ。
 今の状況で幾月やタカヤに騒動を起こされれば、間違いなくこっちが一歩出遅れるのは間違いない。
 ただ、そんな事にはならないという確信が俺にはあった。
 もしあの2人が何らかの行動を起こすとすれば、それこそ何か大きな出来事があってからだろう。
 特に俺の戦力を知っている以上、幾月もタカヤも慎重に事を進める筈だ。
 何より……ここまで移動するのは、影のゲートを使って移動している。
 もし何らかの手段で巌戸台分寮を操ってるとしても、俺を追うような真似は出来ないだろう。
 ちなみに、本当にちなみにだが、巌戸台分寮の各部屋に仕掛けられているカメラの類は、全て撤去されたらしい。
 まぁ、分からないでもない。
 その辺については幾月もかなり詳しく関わっていたらしく、もしかしたら今の状況でもどこかでその映像が見られるようになっているかもしれない。
 そもそも、幾月が美鶴達の前から消えたのは、発作的に……って訳じゃなく、しっかりと計算した上での行動な訳だ。
 俺達の前から姿を消した……逃げ出した後でも、こっちの行動を把握する為に何らかの仕掛けをしていてもおかしくはない。
 ……内部監査が動いている状況で、それを行った手際というのは、素直に凄いと思うが。
 その可能性があるからこそ、監視カメラの類は全部外す事になった訳だ。

「ほう……東京の近くにも、このような草原があったのだな」
「まぁ、東京は東京でも、かなり端の方だしな」

 影時間の草原という、少し珍しい光景を見回しながら呟く美鶴に、俺はそう言葉を返す。
 幾月や順平の件で結構なショックを受けていただけに、今回のお披露目がいい気分転換になればいいと思うんだが。

「それで、アルマー。何か面白いものを見せてくれるって話だが、何を見せてくれるんだ?」

 表面上は既に立ち直っているような様子の真田の言葉に、その場にいる全員の視線が向けられた。
 ゆかりの視線も向けられているが……いや、お前は知ってるだろ? と突っ込みを入れたくなった俺は間違っていない。
 まぁ、召喚魔法とかの件で話はしたが、具体的に何を召喚するのかってのは説明してなかったしな。
 そういう意味では、これも当然なのか?
 そう思いながら、俺は口を開く。

「知っての通り、俺は刈り取る者と召喚魔法の契約を結んだ」

 その事については既
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